2014年05月16日

理想の社会

***

「半沢直樹」にも描かれていたように、強いものが弱者を抑えつけるという 不条理は世界中に存在する。それでも、そうでない価値観が何らかの形で 不条理に拮抗することでバランスが取れる。しかし、今の中国では 「上の強者が下の弱者を黙らせるのは世の理」という理屈がほぼ「常識化」 してしまっているようで、これはまずい。   ふつふつと憤慨する私に相方はこう言った、「子供に理想の社会をあげられ ないのなら、理想的でない社会で生きていくための情熱をあげるしかない」と。 なるほど。少し距離を置いて考えれば、もしかするとこれは程度の差こそあれ、 世界共通の正論かもしれない。 娘よ、強く生きておくれと北京の闇夜につぶやいた。

  **

宋文洲ブログの斎藤淳子さんエッセーからの勝手引用である。
作者に失礼。文責小生。けど彼のコーナーに参加したブロガーの中では
最も近い感覚だと思った。外国に住む日本人だから、なのかな。
 
そうなんだよねー、どんな国であっても不条理がある。後は程度差と
いうか、ナイジェリアでは何もしなくてもしょっちゅう誘拐されて
その度強姦されて最後には拷問されて血まみれになって殺される。
 
けどニュージーランドでは少なくとも誘拐は滅多にないし強姦はあるけど
飲んだ勢いってのが多いわけで最後には結婚して旦那が誤解に
気づいた時には離婚調停で財産半分持ってかれちまった、
みたいなお笑いになる。
 
「子供に理想の社会をあげられないのなら、理想的でない社会で生きて
いくための情熱をあげるしかない」
 
これ、分かるなー。今の日本の親は大気汚染で原発で貯金出来ない給料で
全然理想的でない日本で生きていくための情熱、
どうやって与えてるんだろうって思う。
 
「おいこら、黙って奴隷になって日本で働くんだよ、そしたら
殺されることも餓死することも山手線ダイブも必要ないんだからさ、
こんな楽な事はないだろーがよ。
自分で何も考えなくても良いんだぜ、政府様がぜーんぶ難しい事は
考えてくれる、そんな楽な生活がどこにあるよ?
え?ナイジェリアのほうがマシだって?
ざけんじゃねーよ、あそこじゃいつ殺されるか分からねーだろ」
 
ただ僕はまだ期待を抱いている。
 
同じ価値観を持った5万人の日本人が3年程度の短期間で
ニュージーランドのインフラの上ではあるけどそこに
日本人の良さを訴求出来るんじゃないか、
つまり子供に
理想の社会をあげられるんじゃないかと思ってる、結構まじだ。
 
理想の社会を作るのは簡単じゃない、当然だ。けどさ、
じゃどっち向いて歩くのか?

現実だけを見て大陸中国のような混沌の中で自分の人間としての
理性や高潔さを失って飯だけの為に生きるのか?それ、汚くねーか?
 
やっぱ、どんなに苦しくても理想の社会の方を向いて生きるほうが
楽しいでしょ。

だって俺たち、餌のある方にばかり首を曲げる豚じゃないんだもん。

 



tom_eastwind at 15:47│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔