2014年06月19日

街の風景 距離感

クイーンストリートを歩く多くの中国人は電話に向かって話している。電話で話しているのではない。つまり多くの人間が普通に行う、耳に電話をあてて話すのではなく、電話の正面画面を口の下あたりに持ってきてわーわー言ってるのだ。

 

あれで聴こえるのかなー、まあいいや、あいつらどうせ言ってるだけで相手の話は聴いてないんだもんな、あはは、落語だよこりゃ(笑)。

 

今日もうちのオフィスを出て目の前のクイーンストリートとビクトリアストリートの交差点で信号待ちしていると気持ち悪い感。それが距離感。

 

これってあまりネタにならないのだけど、人間には他人に近寄られると気持ち悪くなる「距離感」がある。どうもこの距離感、日本人は西洋人に近くて、大体80cm程度の距離が普通だけど、中国人はこれが異様に短くて30cm程度!

 

殆ど接触状態であるのが彼らの常識のようだ。ところが更に近いのがインド人で、肌が触れるのが当たり前?のように並ぶ。

 

勿論西洋社会に慣れたアジア人ならバランス取ってきちんと距離を開けるのだけど、彼らが数人揃うと本国の癖が出るんでしょうね、距離感バリバリ超近距離でぼくが交差点で立ってる時でもいきなり横から割り込んできたおばさん、数センチ隣に頭にスカーフ巻いておでこに赤いシンボル付けて普通にこっち見て立ってる。

 

うーん、中国人にしてもインド人にしても社会的に強い、タフってのは良いことですが、横で大声で喋られたり並ばれたりすると決して僕からすれば気持ちの良いものではないわけで、そこでちょいと横に行くと、今度は馬鹿っぽい薄汚れたのが短い手巻きタバコをぷか〜ってやって、この煙が臭いのなんの、全く最近のこのみちはやってらんない(談志)!

 

最近の中国のニュースでも公安が悪いやつらを逮捕すると大体あいつら前に並んでるやつの背中に自分の手を載せてる。何か飛び馬するようにね。あれってのは距離感で、前の奴と自分の間に割り込みが入らないようにするためってんだけど、逮捕された時まで「割り込み禁止!」って、それってどうなん(笑)?

 

中国でバスを待つ時に数十センチの間を空けるって事は並んでないって事で割り込まれても割り込みじゃあない、だって並んでないんだもん、というふうに見なされる。

 

距離感、これって個人が確立出来た社会でのみ享受出来る感覚なのかなー、けどまあ日本人とキーウィの距離感が近いから良かったなーなんて思いつつ今日もクイーンストリートを下がったり上がったり行ったり来たり、富士の金太郎での面白いランチミーティングなんて喋るのに忙しくてカツカレーご飯なしが冷えるぞ、素うどんのネギが臭いから早くクエって感じの一日でしたー(小三治、笑)。



tom_eastwind at 09:31│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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