2014年07月23日

山越え 黒溝台会戦

何となくだが先週末にふと気づくと「あれ?山越えた?」という感覚が来た。戦闘やってると何時終わるとも知れず弾を撃ちまくっており塹壕の中に頭を伏せて外が見えないことが多い。

 

そんな息も詰まるような戦闘をやってると、ある時突然しーんとなる事がある。戦闘が終わったのだ。敵が撤退して、気が付くと自分一人だけが銃剣付けた自動小銃を手に持ってヘルメット越しに様子を伺ってる。

 

青く広がる空を見つつ、そっか、、山、越えたのかー、、ふえー、、今回もきつかったなー、、、濁点連発であるが行間のふーってため息が聴こえるだろうか。

 

もちろんすべてのものがあるべき場所に収まったというわけではない。これから戦場処理があるわけで、これはこれで作業量がたっぷりとあるわけだが方向性と終わりが見えてくれば全然気分が変わってくるのが人間の気持ちの面白いところである。

 

今まで半年以上時間かけても全然動かなかったビザ申請が、何てか堰を少し切ったように少しづつ動き始めている。こうなれば大丈夫だ、今まで乗っかっててびくともしなかった大石がやっと少しづつではあるが転がり始めた。

 

今までお待たせしてご心配をかけまして済みません、悪いのは移民局ですー、なんて冗談を言える状況ではまだないが、少なくとも当社を信じてお待ち頂いた方には朗報が続いている。

 

先週末には当社会員家族向けの定例パーティも開かれて子どもたちの声が賑やかに響き渡ったとのこと、有難いことである。

 

投資家ビザ、起業家ビザ、技能移民、またビザの延長も同様で、何てか去年から中国人の嵐に巻き込まれて来た。

 

最初は晴れたお天道さまの下を普通に歩いてたらいきなり物凄い反撃を喰らい、どしゃぶりの雨の中で逃げ場もないままおてんと様の叩きつける雨水と戦い何とか現状維持をとどめたまま踏ん張ってきたけど、約1年経ってどうやらやっとまともなお天道さまの天気になってくれたようだ。この1年はぼくにとっての黒溝台会戦だったような気がする。

 

もちろんこれは僕の肌感覚だけだけど、今日面談したお客様もお知り合いが数名続けて技能移民で永住権が取れたとの話。良いことである。

 

何度も書くことだけど、だからと言って決してルールが緩くなったわけではない。むしろ以前よりも厳格化された部分が多い。しかしそれは今までルールを悪用してた中国人には大変な騒ぎだろうが最初から真面目にやって来たうちからすればルールが明確化されて良い変化である。

 

今日はいつものごとく朝から社内ミーティングで新規問い合わせへの対応を一つ一つ担当決めているとそれだけで40分程度かかり終わってすぐ最初のお客様がお見えになり約1時間打ち合わせを行って時計を見るともう次のお客様が外で待っててそれが終わるともう午後2時ちょい前である。それからメール返信や案件ごとの整理と進行状況チェックを行う。

 

先週までだとあまりの忙しさと仕事が捗らなくてイライラして飯を食う気も起こらなかったが、今日は2件とも楽しい打ち合わせであり気持ちが楽だったので2時過ぎに近くの「お弁当屋」って韓国経営のお店でいつものカツカレーライス無しを注文する。

 

今日はいつもの「ハイゼア!」はいなくて新しい子がいて、この子も忙しそうでぼくがテーブルに付くと普段はキッチンで働いてるおじさんが注文取りに来て僕の顔を見るなりにこっと笑って「チキンカツカレーNoライス?」。

 

うれしいですね、キッチンのおじさんにまで覚えられて・・・てか、よほど変わった注文なのかもしれない(苦笑)。

 

ましてやいつも一人で来てメニューを観ることもなくぶすっとした顔で毎回同じものしか注文せず料理が来たらメールチェックしながらががっと食ってとっとと金払って出て行く客ってのも変わってるのかもしれない(笑笑)。

 

店の人からすればビジネスマンでランチなんだから普通は職場の仲間と食うだろうにって感じなのだろう。「こいつ、もしかして職場でのけものにされてんのかな?笑顔の一つでも見せて同情してやろうか?」とか「干されてるんじゃないのー」とか「英語が出来ないからいつも一人なんかなー」とか(笑)。

 

はは、はい、変わってます、いつも一人で歩いてます(笑)。



tom_eastwind at 18:12│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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