2014年10月14日

いつかきたみち 年金

昨日の記事で少し触れた年金の日本株運用だが、これまた偶然というか最初から狙ってたというか厚生労働省に安倍首相の「お友達」の塩崎厚労大臣が選ばれて早速張り切って国民年金を株式市場に投入することになった。

 

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厚生労働省は14日、公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)のガバナンス(組織体制)改革を集中的に議論するため、検討作業班を立ち上げる方針を固めた。

 

社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の年金部会の下に置く形で、少人数で機動的に検討を進める。年末までに年金部会で改革の方向性をまとめ、来年の通常国会に関連法改正案の提出を目指す。

 

 GPIFのガバナンス改革をめぐる議論は、厚労省が15日に開く年金部会で実質的にスタートする。改革に強い意欲を示す塩崎恭久厚生労働相も出席し、あいさつする予定。大臣の部会への出席は異例だ。 年金部会には大学教授や企業経営者、経済団体、労働組合の代表など計21人が所属している。

 

大人数のために頻繁に会議を開くのが難しい上、公的年金制度の見直しについても議論する必要があり、GPIFのガバナンス改革に割く時間が少ないことが課題となっている。このため、厚労省は検討作業班を設置し、改革の議論を加速させる必要があると判断したもようだ。(2014/10/14-20:47

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では「この記事はこう読む」をやってみる。

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厚生労働省は14日、公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)のガバナンス(組織体制)を政府の直接管理下に置いて自由に年金を使えるような改革を集中的に議論するため、政府に同意する厚労省官僚を中心とした検討作業班を立ち上げる方針を固めた。

 

社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の年金部会の下に置く形で、世間に知られないように少人数で秘密会議を行い国民に気づかれた頃には法改正終了ってくらい機動的に検討を進める。年末までに年金部会で改革の方向性をまとめ、来年の通常国会に関連法改正案の提出を目指す。勿論投資ポートフォリオは予定通り変更している。

 

 GPIFのガバナンス改革をめぐる議論は、厚労省が15日に開く年金部会で実質的にスタートする。改革に強い意欲、つまり国民年金の自由利用をしたい塩崎恭久厚生労働相も出席し、あいさつする予定。大臣の部会への出席は脅かしだ。 年金部会には大学教授や企業経営者、経済団体、労働組合の代表など外部の人が計21人が所属していて情報漏れが困る。

 

なので言い訳として「大人数のために頻繁に会議を開くのが難しい上、公的年金制度の見直しについても議論する必要があり、GPIFのガバナンス改革に割く時間が少ないことが課題となっている」から、このため、厚労省は身内だけの検討作業班を設置し、株式市場活性化の議論を加速させる必要があると判断したもようだ。

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うちのお爺さんの時代、戦前に海外で働き蓄財して日本に戻った。敗戦後政府がバンクホリデイをやり通貨交換をやり一生生活安泰の筈だった資産が吹っ飛んだ。いよいよ年金財源も大変なことになりそうだ。

 



tom_eastwind at 17:20│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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