2014年10月17日

クイーンストリート

今日は2件の外部会議で外出。1日にオフィスにいる時間が5時間30分しかなく1件の外出会議は移動時間を含めると1時間15分なので2件で2時間30分。残りがオフィスワーク、つまりスタッフとの打合せ等なのでほぼ昼飯を食う時間がない。今週は一日3件の外出が続き結局一週間昼飯抜きだ。

 

まあいいや、昼飯抜いても人は死なない。夜はがっつり食ってるし今週の定期健診でもお医者さんがびっくりするほど健康だ。血液検査した時の針から出る血液の勢いの良さには看護婦さんも思わず「あらー!」だからどうやら「一日3食きちんと食べなさい」ってのは僕の体には関係無いようだ。

 

もともと13食なんてのはどっかの誰かがいつか言い出した話であり歴史的な根拠も生理学的根拠も感じないので昔から気にしてなかったが、ただカツカレーのお店になかなか行けないのは残念(笑)。

 

最初の外部会議はいつもの弁護士事務所でランドバンキングの最新版についての提案を受ける。投資家ビザ取得のためには不動産投資が認められたのが今年だがそれも条件が付いており既存住宅の購入は駄目、あくまでも建設が必要。ここをどうクリアーするかが難しい話で彼らとしても取り扱い案件を増やしたい為に色々と案を練っていたところ、一つ面白い方法が出てきたとのこと。

 

それは転換社債の発行による投資適格を得る方法である。話をする弁護士からしたらまるで「ねえ!ぼく、お月様を見つけたよ!」的なバカ話である。そんなもん北半球ではとおおっくの昔からやってることでこっちとしては「おい、そんな事でクイーン&ビクトリア交差点を渡らせたのかよ」って感じで白ける。

 

やっぱこの国、田舎だなって思いつつクイーンストリートを下って次の案件に移動する。

 

これは債権回収案件で面倒で時間がかかるのだがやるしかない。うちは“なにや”だ?って感じだが(苦笑)香港時代でもこういうことをやってたので、やっぱり「何でも屋」だなって再認識。

 

当然こういうビジネスでは相手は古狸。あーだこーだ言って最後には「けどカネないよ」となる。けどこちらも素人ではない。早いうちに相手の会社の決算書を取り寄せており在庫のチェックをしている。

 

そこでこの在庫でいずれ期限が切れそうになる部品を無償提供させて現金化って方法を提案すると相手も乗っかってくれて何とかまずは一割程度回収で話がまとまる。残りの回収については次の手法で相手に協力させていくことで合意。カネにならない紙切れよりもまずはいくらかでもカネになる方が良い。よっしゃ、一体おれって何屋だ(笑)?



tom_eastwind at 09:56│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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