2014年11月24日

コンビニの笑顔

作り笑顔ってのがあって日本に頻繁に戻るようになりコンビニに行くとアルバイトだろう店員の笑顔が気になったものだ。

 

最初の頃は「え?今の日本の学生さんってこんなに笑顔をするようになったの?」だったがそのうちどこの店に行っても同じような笑顔、更に買い物袋に入れる際に袋を見ながらも笑顔が止まらない。

 

おっかしーな、袋が笑顔を欲しがってるのか(笑)?

 

そこで一緒にいた日本人に「ね、これって普通?」って聴いたら普通に「これが普通だよ」と言われたのでそのままよくわからぬまま時は経過した。

だが今回日本に行き話を聴くと、やはりこれはコンビニ店員から始まった職場指導との事。

 

ただそれが燎原の火のように一気に広まったものだからいつの間にか接客業では笑顔が当然になった、ビニール袋を覗きこむ時も。

 

「こちらカツカレーに成ります!」てのと同じ一気横並び文化、文法的に正しいかどうかではなく隣の業種にゃ負けられねーなんだろう。こういうのも「空気を読む」ってのかな、だったら読まなくてもいいやって感じだ。

 

笑顔を見せたいなら日頃から楽しく仕事してれば良い、自然と笑顔が出る。楽しくないのに仕事をするから指導されて笑顔が「作ら」れる。笑顔は作るものじゃない、自然と出てくるものだ。

 

ぼくが時々行くBENTTOってお店では若い韓国人スタッフが忙しそうに働きつつ素直に自分の気持ちを顔に出して中国人には「ぶす」っと、日本人には「やあ」って感じだがどちらも作られたものではなく思った事がそのまま顔に出てる。とくに僕が日頃ぶすっとした顔でカツカレー食いつつ冗談言うと、実に素直に笑う。

 

日本人ウエイトレスが「カツカレーになりまーす!」なんて言い僕が「ほー、じゃあカツカレーになる前は何だったの?」と聴いてもポカーンとされるだけ、多分コンビニのレジでビニール袋に向かって笑顔を向けてる店員に「その復路の中に誰かいるんですか?」と聴いてもポカーンとされるだけだろう。

 

ニュージーランドでは一般的な白人は笑顔が多い、特に中年女性は笑顔とおしゃべりが大好きだ。よくしゃべりよく笑い、その笑いが心底楽しそうなのだ。その笑顔はこちらまで幸せにしてくれる。

 

それに笑顔というのは「僕は君の味方だよ」という動作でもある。真夜中の暗い駐車場で遠く離れた所から相手に近づいて行く時でも笑顔で行くのと無表情で行くのは随分違うのは誰でも感じることだ。だから笑顔に効果があるのは間違いない。

 

けど、面白くもない仕事でまるでロボットのように口元の角度まで先輩に指示されて、笑ってないビニール袋に向かって笑顔で食い物を突っ込んでいるのもどうかなと思った(苦笑)。

 

笑うことが仕事になり何の疑問も持たなくなるってのも怖いものだ。シンガポールが明るい北朝鮮なら日本は正しい北朝鮮かも(笑)。



tom_eastwind at 19:41│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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