2014年11月27日

またも出国税ネタ+財産税

出国税についてはすでに何度も取り上げているが、今回「ゆかしー」という会員制投資クラブのニュースレターに出てきた。

 

元々ゆかしーは出遅れた人々を対象とする情報提供を行っており、ゆかしーあたりで出てくるって事はおそらく出国税は2016年に公布、20171月から施行の可能性が高いって事だ。

 

以前から言ってた「これから2年でもう日本を出られなくなるよ」って計算が当たりそうだ。1996年からAucklandに住みはじめて先々の日本の社会変化をいろんな予測を立てて準備実行して当ててきたけど今回も当たりそうで、そうなると僕は占い師か(笑)?って話だけど決してそんな事はない、世の中の変化をきちんと客観的に見ていれば自然と分るだけだ。

 

出国税に限らずだが政府の立場になって考えれば社会の大きな流れは分る。何故なら政府がやると決めた事は時間のズレはあっても確実に実施されるからだ。そして実施されたら何が起こるかも歴史を振り返ってみれば十分に予測出来る。日本人はお上も下々もどれだけ時代が変わってもその中身は変化しないものだから。

 

細かい事は分からない、例えば今回の安倍政権の総選挙を決めた時期などは分からないが目的は分る。今回の選挙は安部首相が財務省に対して「ごめん、増税はちょっと待って、けど次は必ずやるから。ただ、今は選挙対策で僕の立場を強くさせてね」って駆け引きだ。

 

選挙の目的が安倍さんの地盤固めと財務省との駆け引きだから表に出てこない。こんな変な選挙はないがそこを指摘できる政党はない。財務省選挙とでも呼べば良いのか?

 

話を戻すと大きな流れ、つまり出国税は「来るな」と思ってたとおりだ。出国税の狙いは贖罪羊だ。「家を出て行くだと!ふざけるな、お前の持ってるもの全部置いていけ!それなら許してやる」と脅迫してそれを周囲に見せて二度と反抗することのないように黙らせる「ケモノの城=人質監禁」戦略である。

 

こうやって日本人を税法上の国内居住者として縛り付けることでどのような形でも課税できるようにすることだ。例え資産を海外に出してもそれだけでは財産の保持者が日本国内居住者なので課税対象となる。いくら海外にお金があっても身柄が日本にある限りOUTだ。

 

そして出国税の次に出てくるのは財産税だもんね。戦後すぐの日本では財産税最高税率90%なんてやられた例もある。但し今の時代に財産税をそのまま実行するとさすがにやばい。

 

なので実に賢い政府の人々がやろうとしているのが財産税の名前を変えたインフレ税である。まず社会でインフレーションを起こす。年間5%程度にする。けれど金利政策は年利0.1%のままにする。

 

国民が持つ銀行預金が100万円あるとすると、物価が年間5%上がると100万円あっても実質95万円になる。それをカバーするのが金利であり物価が5%上がれば金利が5%になるはずだが政策的に金利を0.1%にしておけば価値が下がる。4.9%が国民の負担、つまり形を変えた増税になるのだ。

 

消費税が3%上がったらモノ買わなきゃいいのかの話ではなくすべての国民が何もしなくてもお金が減るのだ。減ったお金の行く先は政府の負債削減である。このあたりはややこしいので僕のブログの古いのか、ブロゴスあたりの専門家の話をお読み頂くとわかると思う。

 

税務署がやることは「金があるとこから取る、取れるところから取る」である。貧乏人に個別課税しても費用対効果が合わないからこれは消費税でがさっと一網打尽にやる。金があるとこ、例えば利益が出てる会社の社長やお医者さんなんかは個別課税してがさ!っとやる。

 

彼らは社会的地位も取引先の都合もあるから出すしかない。取れるとこから取るってのは逆の意味でもあり、ヤクザや政治家など下手に取りに行って殺されたり昇進停止の挙句に左遷されたらたまらない、税務職員と言ってもサラリーマンだ、保身の塊である税務署サラリーマンとしては「“取るべき”とこから取る」なんて道徳的選択肢はないのだ。

 

こうやって社会の中の金持ちと貧乏人の凸凹を「ならして」誰もを“下向きの平等”にする。基本的に日本政府の考え方はお上が全てを支配して国民は皆平等、金持ちもいなければ貧乏人もいない共産主義国家なのである。勿論例外もある。それは東京ブラックホール(皇居。真夜中の東京を空から見るとよく分かる)周辺に住む人だけは特別扱い、って事だ。

 

ゆかしーニュースでも多くの日本人が贈与税や相続税のないニュージーランドに移住したと書いてたが、あはは、現場で責任者としてやってる僕としては「はい、そうです」としか言いようがない(苦笑)。

 

出国税、困ったもんだ(苦笑)。



tom_eastwind at 14:08│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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