2015年01月04日

2015お正月三が日

正月三が日最終日である為だろう、道行く人々は楽しそうで和服姿の女性も目立つ。ホテル正面玄関に着飾った和服女性が車から降りてくる光景はガイジンでも写真に撮りたくなるのではないかと思うくらい艶やかだ。

 

今日の今同じ頃、地球の反対側の欧州のイタリアの南東の海岸部にはアフリカや中東からの百数十人の難民を載せたポンコツ船が何とか沈まずに警備艇に発見されて難を逃れている。発見されないままに沈んだ船と亡くなった人々はどれだけいるのだろうか?

 

東京のホテルのカフェやバーは昼過ぎからほぼ満席で同窓会なのかここでも正月用に綺麗に化粧して着飾った男女が昼過ぎのお茶とおしゃべりを楽しんでいる。

 

同じ頃アフリカ中部ではイスラム過激派「ポコ・ハラム」が通信設備の整ってない田舎の村を襲い泥だらけの畑の上を逃げまわる女子供を100人単位で捕まえて虐殺している。

 

「日本では最近誘拐が増えてるんでしょ?ああ怖いわー」そんな大雑把な質問をされても、一体そのデータはどこから持ってきたのかと聴きたい。増える減るとは何かに比較する必要があるのに比較計算もないままキャーキャーではだめっしょ(笑)。今の日本がどれだけ平和な国であるのかは、お正月を見ればよく分る。

 

誘拐データ、過去50年の日本国内の誘拐データと比較してか?海外と比較してか?また誘拐の定義とは?捜索願と犯罪である誘拐は全く別である。調査をする際の定義にも注意をする必要がある。

 

日本では今だ「目やにと爪垢」を比較してどっちが多いの少ないのと言ってるし異常な事件も多いがそれでも世界全体で見れば日本は今だ十分に平和な国家でありそれを維持しているのは間違いなく警察、医療関係者、司法、そして市役所の現場であるのも間違いない。

 

今この瞬間も多くの東欧の女性がアルバニア・ギャングによって誘拐され麻薬漬けにされイタリア、ドイツ、フランスで娼婦として働いている。母親を失った彼女らの子供は孤児院に入りギャングは彼らとコネを付けて子供を買い取り今度は「幼児性愛者」に売り飛ばす・・・。

 

僕はこの点で日本政府の努力と日本人自身が持つ「遵法精神」は素晴らしいものだと思ってる。僕は何も一方的に官僚支配を感情批判しているわけではない。彼らの日頃の頑張りがこの素晴らしい三が日を作っているのだからそこは絶対に評価すべきだ。

 

僕にはこのようなキメの細かい仕事は出来ないなって思い、その点では彼ら官僚の国造りや現場の人々の努力はすごいと思って感謝している。

 

ただ彼らと唯一食い違う点、それが「自己責任」と「上向きの平等」この2点のみなのだ。そしてこれがぼくと彼らの唯一異なる点なのだ。ぼくはこれこそが日本を維持向上させる大事な点なのだと理解しているが官僚は絶対にこれを認めようとしない。

 

あるブログで元キャリア官僚が「元官僚の知り合いがですね、何で日の丸ケータイが世界で負けたのか分からないと言ってました。僕も分かりません」と書いている。たぶん本気なんだろうな、目の前にこれだけ明確な答があるのにそれが見えないまま突き進み大玉砕。いつもの、犬も倒れるワンパターンである。

 

日本の場合はその仕組そのものに間違いがあるが、それは絶対に認めようとしない。何故ならそれを認めたら自分たちの仕事の多くの権限が民間にわたってしまうからだ。ならば腹をくくって現役時代に年収3千万円くらいもらってれば良いのにそれは言い出せない。前例がないからだ(苦笑)。

 

何度も書く。官僚には本当に感謝、良い国を作ってくれた。けれどこの辺りで仕組み変えようよ、でないともっぺん大ゴケするよ、確実に。

 

そんな事を思いつつ羽田空港に到着。朝1040分の香港行きのフライトは僕にとって早起きを要求する一種の拷問であるが、それでも成田を使うよりは精神的に楽なので部屋の目覚ましとホテルのモーニングコールで頭を枕から引き剥がす。普段は朝3時に起きても気にならないのだがそれはあくまでも自発的な判断だ。飛行機の時間に合わせて調節するのが嫌なんだけど、ガキじゃあるまいし起きろよヴぉけ!って感じだ(笑)。

 

さ、正月三が日、楽しゅうございました(笑)。これからAucklandに戻り戦闘再開です。

 



tom_eastwind at 19:55│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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