2015年02月05日

スピードとバランス

名古屋で仕事を終わらせて一泊して翌朝、約3時間のドライブで木曽福島に向かう。お客様と毎年恒例のスキーツアーである。もう5年目くらいか。ニュージーランドから日本に出張するのにスキーブーツを持っていく人は少ないだろう(苦笑)。

 

毎回木曽福島に向かう途中で名古屋の観光地をご案内して頂くのだが、これが緊張!何せお客様の知識の豊富さは半端ではない。徳川美術館、名古屋城、犬山城、そして今回の明治村とノリタケ。

 

何とかついていくのが必死で自分の知識不足を毎回痛いように感じるが仕方ない、頭悪いのだから(苦笑)。それでもお客様はちゃんと教えてくれるのだから有難い。人生いくつになっても学ぶことが多い。

 

その後19号線を木曽福島に向かうのだが途中の馬込、妻籠も素晴らしい観光地である。名古屋周辺には見るものが多いのだが、アジア人観光客の取り入れは他の街に比べるとまだまだかな、思いっきり発展の余地ありだ。

 

あ、ちなみにノリタケだけは明治からニューヨークに出店したのでノリタケ美術館のパンフレットは英語中国語広東語韓国語と並んでいる。

 

今日は朝7時に朝食、その後木曽福島スキー場に向かう。雪模様との天気予報で9時前に到着した時は少しどよんとしてた空もリフトに乗って一本目を滑降する頃には青空が広がってきた!

 

御岳を正面に眺めつつ平日の午前中で人は少なく、何よりもこのスキー場はスキーヤーオンリー。広々としたゲレンデは適度にしまった雪で大回り小回り、どっちも楽しめる。

 

ぼくの場合スキーは決して上手ではない。ただあまりこけずに下まで行けるだけだ。スキーも英語も全く学校なしで独学なので、英語なんて文法は超でたらめだしスキーを始めた頃は上体を振り回して板を回していた。

 

でもってスキー。青空で人がいなくて雪質が適度にしまっててとなれば後は一切の休憩なしで立て続けにノンストップスキーである。リフトを2本乗り継いで降りたら、そこから一気に駆け下りる。これは気持ち良い。

 

何がいいかって僕が仕事を忘れられるのはスキーで斜面を駆け下ってる時だけだ。そりゃそうだ、滑りつつ「あ、あの件どうなった?」なんて考えると確実にコケるぞ(笑)。

 

1130分から1時間程度の昼飯、その後14時まで滑りまくる。結構きつい斜面を突っ込んでいくとスピード制御の為にずらすスキーで行くと板が「ばばばばばばば!」と叩き始めて太ももの筋肉をぐわーっと使うことになる。かと言って切るスキーにするとスピードが出てしまう。

 

けど途中から筋肉痛くなり「もーいいや!」と開き直って内側エッジを使って切るスキーに切る変えると速度は上がる、怖い怖い(笑)!

 

さすがに足がきついなーと思った頃に雪がちらつき始める。午後2時だ。よっしゃ、明日も忙しいんだから今日はここまでって事で皆であがる。皆さん怪我なくホテルに戻り一番の楽しみのお風呂である(笑)。

 

その頃には外は本格的に雪が降り始め日本らしく上から下に真っ直ぐ降っている牡丹雪。木曽川沿いの雪景色、何か日本の原風景を感じた。

 

今日はとにかく仕事を忘れてお客様とスキーを楽しむ、昼休みにメール5本ほどと電話3本程処理した以外は(苦笑)。だって下界は平日ですからねー。

 

さあ、明日は朝から滑って午後名古屋に戻り新幹線で東京に移動。夜は一件予定があるし土曜日は朝から4件アポイントがあるのでスキーで怪我してる暇はない(笑)。

 

飛ばさなければスキーではないし怪我をしたらスキーが出来ない。そこでスピードとバランスが大事になる。これってまさに仕事と同じだなって思いつつ宿の美味しい食事を頂く。



tom_eastwind at 23:10│Comments(0)TrackBack(0)

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