2015年03月08日

Summer time

オークランドの夏の日曜の午後はレイド・バックに過ごすのが良い。セミの鳴き声ってブルースに合わんな。キャロル・キングのFar Away、ジャニス・ジョプリンのサマータイムもセミと合わんな(笑)。

 

レイ・チャールズ、オーティス・レディング、ケニス・ロギンズ、ザ・バンド、ジョー・コッカー、シャルル・アズナブール(異色だけど良い)、そして勿論エリック・クラプトン。この明るく空を抜けたような天気ならこのメンバーでしょって感じで、今日はセミよりもレイドバックを選ぶ(笑)。古いものが好きなのではない、良いものが好きなだけだ。新しければ何でも良いのか?(笑笑)。

 

今日は朝11時までベッドの中で考え事してた、半分夢見ながら。やっと頭のなかでここ半年までのビジネスが整理出来てこれからの5年が見えたって感じだ。

 

ふー。ほんとにこの半年は近接遭遇戦、けど何とか終わらせてそれぞれがルービックキューブのように音を立てて自分のあるべき位置についた。よっしゃ、これでいけるぞ。

 

昨日は昼過ぎに日本の新聞社から出国税についての約1時間の電話取材を受けた。海外に出る日本人が何を考えているのかを知りたいという事。

 

移住する彼らの立ち位置は節税対策の一つとしてNZを考えている人もいるが、実際に移住してくる人の80%以上は子供の教育や環境である。節税ではないのだ。

 

そのあたりを説明した上でこれからは必要があればいつでもメールで対応しますと案内さし上げた。日本に居住する人たちからすれば全く見えないニッチな世界なのだろう、それはよく分る。

 

けど現場でやってる僕からすれば移住の実態は「みえてる」のでいつでもお話をすることは可能だ。

 

話は変わって、現在の株価上昇は多くの投資家を潤わせておりそれはそれで良い事である。ただこれは日本の現実の景気を反映していない。需要が増加して給与が増加しての景気回復ではない。あくまでも政府が日銀、年金財団などの組織を動かして大量の資金を流し込んだ結果である。

 

その結果として日本国民全体からすれば圧倒的に少人数の人々が儲ける。ウブロあたりの時計を買う。けど実需はまだ発生していない。ぼくが日本の街を歩く「定点調査」で見れば、まだ景気は戻っていない。

 

なのに株価だけを上げる。それは良いと思うが、一つ間違ったら株価バブルになり一般市民がスタグフレーションの中で更にひどい事になるぞ。実需を創生出来るのか?もちろん僕が政府ならこの方向に行くだろうがもう少し実需や聖域を考えるな、安倍首相にとっては引くも引かぬも茨の道である。

 

あくまで鉄火場としてプロ同士が株式市場でやり取りするのは良いが今の株式市場、素人は手を出さない方が良い。もし今やってるなら、これから株価は2万円を超すだろうがその時点で売り抜けることだ。オリンピックに向けて3万円もありだろうが危険だ。

 

とにかく利益を、ちっちゃくても良いから確定させておくことだ。そして自分の住む国の通貨で持ち、為替リスクを避けること。もしもっと大きな資産を持っているなら逆に為替リスクを避けるために3カ国くらいの通貨で持ち分ける。

 

これは僕が香港時代に学んだ知恵であるが、資産の三分割が基本。現金、土地、宝石。とにかく手に持って逃げられる財産を持つことが大事だ。いよいよ来たぞって感じの日本であり、ガラガラポンが来るぞって感じ。今回の日本政府、本気だよ。



tom_eastwind at 14:51│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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