2015年03月13日

お疲れてないし

僕があまり使わない言葉に「お疲れ様です」がある。だって実際に疲れてないのに他人に勝手に「疲れた」事にさせられるのも変な話である。

 

この言葉って日本的な言い回しだから英語でピタっと来る表現がない。あえて言えば”You looks tired”だけど、日常業務を普通にこなしている人にそんな事言ったら変な顔されるの間違いなしである。

 

考えてみたら「お疲れ様」の語源って「俺たち仲間だよね」という仲間内の空気確認の意思表現ではないだろうか。俺だって疲れてるんだ、君だって当然疲れてるはずだよね、同じくらい仲間内で一生懸命仕事したよね、だから俺たち皆同じくらい頑張って疲れてるんだよね、おー仲間、あー仲間!(苦笑)

 

実際にはたいして疲れてもいないのに(何故なら自分はあまり真面目に働いてない)お疲れ様を言わないと自分が働いてなかったのがバレるとか(笑)本気で考えてるから常に誰かれ構わず仲間内では「お疲れ様でーす!」と言い合う。

 

だから「営業に行きまーす!」「お疲れ様でーす!」と声を掛け合った二人がパチンコ屋でばったり遭っても「お疲れ様でーす!」とはならないわけだ。

 

そりゃまあ何もない時は仲間意識の確認が出来て良いわけだがこれが自堕落的に続くようになるといつの間にか仕事本来の重要性よりも如何にたくさん疲れてもない相手に向かって「お疲れ様でーす!」ということの方が重要になりそして創造性や変化を止めてしまいその会社は内部から腐っていく。

 

挨拶が重要というのは日本企業ではよく言われる事だし挨拶は礼儀の基本だから大事なのは当然である。しかしそれが挨拶のための挨拶、仲間意識確認だけの為の挨拶、他のグループ(他人)を拒否する挨拶になってしまえば本来の礼儀とは違う使われ方になってしまう。

 

なので僕は少しいらいらしている時に「お疲れ様でーす!」と言われるとついつい皮肉で「疲れてないし」と返す時がある。しょうもない仲間意識よりも売上、利益、商品、外部に向かってしっかり目を向けて顧客視点で仕事をすることを考えようよって思った。

 

ちなみに何でも「お」を付けてれば丁寧って考えてる人、失礼に「お」を付けてみろ、どれくらい間抜けに聞こえるかよく分かるから。



tom_eastwind at 17:30│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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