2015年07月05日

やる気

ロシアの小噺だ。

 

工場にて工場長が労働者に言う。

「君は工場で働いたふりをしろ、僕は給料を払ったふりをするから。」

 

これは最初からジョークと分かっているから良いが、日本では同じような事を真面目にやってる「サラリーパーソン」という人種が存在する。

 

それは非生産的なことばかりやって何の利益も生まずに仕事やった気持ちになってる部下と無意味な仕事を部下に押し付けて仕事をやらせた気持ちになってる上司の関係だ。

 

勿論すべてのサラリーパーソンがそうだとは言わないが、いくらでも合理化出来るはずの仕事をあえてややこしく書類作ってみたり承認の印鑑をたくさん押すことで責任を集団無責任化してみたり、とにかく福岡空港というところはどうしようもない。

 

今回は午後の飛行機で福岡から香港に飛び、3時間の乗り継ぎでAucklandに飛ぶ。結局福岡空港と香港空港とAuckland空港を使う事になったが、福岡空港が最も非合理的であり今だもって昭和の役人の利権なのか、顧客である空港利用者を見てない。

 

香港やアジアかた来たお客からすればこれが普通と思っているから怒らないのかそれとも礼儀正しいから怒らないのか分からないが、僕はここが「ホーム」なので思った事を表現する。

 

何度も書く事だが、空港施設を利用してもらいたかったら搭乗客の自由時間を増やすことだ。ところがこの空港ではチェックイン時に手荷物検査で並ばせ、その後に航空会社の荷物チェックという二重の、つまり屋上屋を重ねる保安検査をやっている。

 

そうやって無駄な行列で時間を消費した搭乗客はやっと搭乗券をもらうのだが、今度は手荷物検査でまたも行列。

 

お前さー、ここラーメン屋かよ。

 

お前がラーメン屋で並んだ行列の経験があるからってそれを世界に飛び立つ人々に強制する権利があるのか?ラーメン屋の行列ほど無駄な仕組みはない。

 

全くどこもここも合理化出来るのに行政の縦割りで他人の仕事に手を出さない、その結果として福岡空港の使いづらさが出てきている。

 

第一折角福岡空港に出店した店が、顧客の自由時間が奪われたおかげで買い物時間が減少する。ばっかじゃないのかこの仕組み。

 

この空港って各省庁から三流の役人が送り込まれてそれが縦割りになって顧客視点が全くないままに運営されているんだろうな。

 

唯一幸運なのは福岡が九州のハブになり市内から近い、新幹線にも近いという「過去の遺産」に食わせてもらってる事だ。やる気もなく顧客視線もなく毎日をだらだらと生きてる連中。民間の邪魔だけしなかったらそれで良い、毎日ラーメン屋のクーポン5千円あげるからそこで飯食っててくれって感じである。



tom_eastwind at 15:56│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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