2015年07月22日

COOK Rice, NOT Ice,

英語でも「韻を踏む」というのが普通にある。COOK Rice, NOT Ice,「ご飯を炊け、アイスクリームを炊くな」

 

昨日はある弁護士にミーティング予定確認のメールを送ろうとして “to meet with you” または “to meet you”のどちらを使うかんだっけか思わず迷った。あんまり意識していないから「あれ?普段どうだったっけ?」と考え始めて、めんどくさいから以前の記憶に従って”to meet you”にしておいた。

 

午後になって少し時間が取れたので早速ネットで確認をしてみるとBBCに出てた。やはり伝統的な使い方は”to meet you”であるようだ。

 

英国式らしく皮肉たっぷりに「最近はwithを使う人も増えておりそれなりに興味深い現象である。Withの発祥地は米国でそれが最近英国の一部でも使われるようになったがまだ新しい言い回しであり英国の伝統的な紳士に向って使った場合当日会えない可能性が高い。何故なら彼は貴方の米語が理解出来ないからだ」と最後は皮肉っぽく書いてた(笑)

 

そう言えばジョン・ル・カレの代表作の一つであるスマイリー三部作の中でソ連と冷戦中の英国情報部が西側チームである米国情報部(カズン)と連絡を取っている最中に英国側担当者が仲間に「ところでさー、カズンは人と会うのにいちいちwithを使ってるんだよなー、彼らの英語って何考えてんだろ?」とぼやく場面があった。

 

ニュージーランド英語が訛っているって事をよく言われるが英語はその地域ごとに独特の発展?進化?変化をしていきNZ英語はクイーンズイングリッシュを語源とする。

 

要するにシェークスピア英語。分かってる連中だけが分かってる連中の中だけで話す言葉。それがそのままNZにやって来た。だから米語=移住者ばかりの米国で英語を母国語としない人でもすぐに話せるように砕いたのが米語であり、その米語に慣れてる日本人からすると何を言ってるか分からなくなる。

 

そりゃそうだ、NZ英語は僕も時々会議などしながら「彼はYesと言ってるのかNoと言ってるのか?」とほんとに分からなくなることがあるからだ。しかしそれは訛りではなくビジネスで使うキーウィ英語なのである。

 

そしてもう一つ困った事がある。今度はキーウィは基本的に農民なので皆声が大きい。そしてそれぞれの村単位で彼らの内部で起こった事件を元に仲間内でだけ通用する隠語を作ったりして次第にそれが広まるとそれはもう俗語になってしまい、同じ国でも違う地方から来た人には同じ言語なのに意味不明となる。

 

例えばニューヨークに住むあまり英語の出来ない日本人留学生が「じゃ今晩ゴアベで待ってるね」って言うようなものだ。ゴアベとはこのブログをお読み頂いている方はご存知かと思うが15年ほど前に僕がニューヨークに出張した時に聴いた俗語で、五番街とフィフス・アベニューの掛け合わせでフィフスは五、アベニューはアベ、それでゴアベとなる(笑)。

 

ニュージーランドの田舎もそれと同様で、ちっちゃくて、テレビの発達後も古い地元の仲間内だけで通じる言い回しをする。

 

なので南島のバーでビール飲んでると陽気に話しかけてくる地元の人々がニコニコ笑ってジョークを言うのだが、こちらは意味が分からずポカーンとするしかない。すると「当然の反応」を期待してた相手が肩透かしを食ってしまい、しゅんとする。悪いが、可哀想な瞬間である。

 

Good as Gold

 

Gooday !

 

英語に王道はないし正道もないと思うのは僕が第三極であるアジア人だから言えることだろう。今日もキーウィがアメリカ英語を「きたねー!」と言い米国人がキーウィ英語を「ど田舎言語」と嘲笑するのを見ながら笑ってる(笑)。



tom_eastwind at 18:44│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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