2015年08月07日

ビザの話はするな。

富士フィルムの会長がインタビューで「60%の自信があれば実行しろ、後はどうにかなる」と語ってた。賛成である。僕もいつも周囲の人に同様の話をしている。

 

60%いけると思えば実行すべきだ。後の20%はやる気でカバーできる、残りの20%はそれを見た神様が運を授けて下さる」悲観主義者からすればあり得んくらいかもしれないがそれが人生の真実である。最初から成功すると信じてない者がどうやって成功する???成功を信じる者のみ救われるのだ。

 

100%の準備なんてあり得ない。だって準備している最中に状況は変化するんだから準備出来たと思った時はもう遅い、その準備は使えない。

 

ニュージーランド移住も同じだ。完璧にやろうってんで頭の良い人間に限って準備を万端にするのだけど準備が出来た時点でビザのルールは変わってたとかよくある話だ。

 

だからと行って片道切符で飛び出す勇気も出ないのは当然である。だから常に往復きっぷ、つまり34年頑張ってみてダメだったら日本に戻る選択肢も用意をした上で、準備60%で飛び出すのが良いと思う。

 

多分偶然ではないと思う、富士フィルムの会長の60%と僕の60%。これは現場で戦争をするのに何の準備もなけりゃ勝つわけない、けど準備100%はあり得ない。準備している間に状況は変化していくからだ。

 

その中で兵隊と武器と兵站と準備は出来た、敵は目の前にいる、撃つか引くか、それが60%なんだと思う。この時に大事なのが上にも書いたように「往復きっぷ」であることだ。

 

つまり60%で打ち出る、そして全力をつぎ込んで戦って次の20%を得る、けど最後の20%、神様が微笑んでくれない時、その時に撤退する余力を常に持っておくことが大事だ。

 

ではこの「神様が微笑んでくれない時」は何時なのか?これは少なくともビザにおいては大体はっきりしている。本人が弱気になった時だ。もうダメだと思った時だ。神様は弱い人間が嫌いだ。絶対に負けないという強い決心を持って天国への階段を必死に登ってドアを叩く者だけが救われるのだ。

 

大体において日本人は完璧主義者であるから準備に一生懸命であるが何より心が弱い。とにかく心が弱い。覚悟が甘い。もっと強くなれ!だからいつも何とかビザを取得して次の永住権に向けて準備をするんだけど、そんな時に限って地元で知り合った日本人に振り回されるのだ。

 

「えー?そんなビザで永住権取ろうとしてんの?無理だよー」カフェでの永住権保持者の一言が胸を刺す。刺した方は「カイカーン!」である。言われた方からすれば胸ドキであり、その一言に自宅に帰った後もずっとずっと振り回される。そしてどんどんネガティブになっていき、すべてが信じられなくなる・・・。

 

何度も書くことであるがビザってのは本当にヌエみたいなもので政治状況、経済状況、国民感情、様々な要素で激変する。大事なのは今日、今この場所で幸せに生きている事だけだ。

 

それ以外は二の次、先の永住権の心配は先になって取れなかったその時に考えようってくらいで十分である。だって例えばワークビザ取って2年後に永住権申請するってのに今から心配してても仕方ない、あなたのちっちゃな心が痛むだけで誰にも何にも生まない不幸な状態になる。

 

だってそうでないといつも変化するルールに対して「えー、あの時はこういうルールだったじゃないですかー!」と移民局に対して裏切られの気持ちの連続になりどんどん不信感が増幅して結局自分がぼろぼろになる。

 

そんな時にあまりよく知らない他人と自分のビザの話をするものではない。彼らが求めているのは退屈なAucklandで最高の暇つぶしである「永住権を目指している人々をいじめる事」なのだ。

 

そうやって弱った心、暗くなってしまった心を神が救済することはない。神はあくまでも強い人間を助けるのだ。

 

ところがそこが分からずに周囲に振り回されて人間不信に陥ってビザもうまく取れずって状態が最悪なのだ。だって神様が降臨しないんだから。

 

なので僕からの助言としては、日本人とはビザの話をするな、付き合うのはキーウィだけにしろ、である。

 

僕の知り合いで70歳越している現役のビジネスマンがいる。彼は日本とNZを往復しつつ永住権を取得してAucklandで家族と楽しく生活をしているが、友達の殆どは中上流キーウィである。決して英語が上手ではないが内容が濃くて正論を突いてるので中上流キーウィが彼と付き合うのだ。

 

日本語だからーとか日本人だからーとか、そんな妄想は早く捨てた方が良い。あなたにとっての大事な友だちは肌の色でも言語でもないのだ。



tom_eastwind at 16:23│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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