2015年08月30日

"To seeing is, to Believing"

昨日は久しぶりの説明会だ。個人面談までは至らないけどまずは情報が欲しいという人にはやはり説明会の方が良いようだ。

 

2時間でニュージーランドの全体像を説明するのだけど、21世紀において空気と水と食料が豊富にあり自活出来るって話をするとなかなかピンと来ない様子。それって当然でしょ、今の日本は食べ物に不自由しないもんな。

 

けれど国連調査機関が発表している世界の大気圏内の空気の汚れ、真っ黒が最悪てそっから赤黒、赤、黄色、黄緑、緑、そして青となるのだが、日本と中国は真っ黒か時期によっては赤黒。それに対してニュージーランドはいつの時期も真っ青。

 

つまり日本人は日常的に公害の中で生活して何もしなくても体内に水銀やその他の有害物質を吸い込んで溜めているという事だ。原因がよく分からない子供の病気などこの範疇に入る。

 

水については、NZの田舎の農家は水道が来てないので雨水で生活をしている。直径3メートルくらいの大きな桶を家の隣に置いておき雨が降れば雨水が集まるようにしている。

 

もし雨が降らずに水が不足したら。その時は地域の消防署から消防車が来て桶に水を入れてくれる(笑)。逆に言えばそれほどにNZの水は安全であり田舎では浄水しなくても飲めるという事だ。Aucklandなどの都会では浄水した水道水であるが、ペットボトルの水がなくなった夜などはめんどくさいから水道水をそのまま入れて飲む。東京の水道水は臭くて飲めたものではない。

 

食料自給率約300%のNZでは簡単に言えば10個のキーウィフルーツを作ったら3個は国内で食べて7個輸出してるわけだ。万が一NZが鎖国になってもとりあえず空気と水と食料は大丈夫だ。

 

エネルギーも重要だ。NZは原発がない。水力発電と自前で採れる石炭火力発電でほぼ賄っているのである日突然石油が来なくなれば、人々は1950年代のようにまた馬車に乗って移動すれば良い(笑)。

 

手厚い社会保障の話、生まれる前から墓場まで、それでいてプライマリーバランスが黒字という話をすると「一体何故日本は赤字なんですか?」と聞かれるが、答えようがない。

 

不動産の話になると皆さんよくご存知のようで突っ込んでのご質問が多い。けど現物の不動産を見ると、価格と建物の品質にびっくりするだろう。不動産に関しては質問が多く、2時間の予定を少しずれ込んだ。

 

そんなこんなで久しぶりの説明会を終えて感じたのは、移住という選択肢が出てきたらならば早いうちに下見をすることだ。いくら言葉で説明しても伝わらない空気がある。

 

8月は夏休みを利用したお客様ご家族が長期滞在や下見など色んな目的でお見えになった。飛行機で片道11時間かかるがそれでも健康を考えれば如何ようにも考えられる。

 

「百聞は一見にしかず」は英語でもことわざになっている。” To seeing is, to Believing”



tom_eastwind at 10:22│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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