2015年08月31日

大阪

東京から大阪に移動した。羽田から伊丹。日本航空のサービスはほんとに良くなった。御巣鷹山事件の前から日本航空と取引しているのでその違いはよく分かる。伊丹空港は空港全体に昭和のタバコの臭いが染み付いてて、ありゃもう建物壊さない限り消えないんだろうなーとか思いつつタクシーに乗る。個人タクシーで綺麗なので乗り心地は良かったが途中で「お客さん、領収書は?」と聴かれた。

 

意味わからん。領収書って、タクシーならビビーって出てくる感熱紙のやつがあるでしょ?第一クレジットカードの機械が搭載されてない様子。そこで「いや、特に領収書は要りません」と言いつつ運転手さんの仕草をよく見るとシートベルトしてない。あれ〜?降りる時に一応「クレジットカード使えますか?」と聴くと案の定使えない。にこっと笑って渡された領収書は手書き・・・。

 

ホテルに着いて荷物を置いて今日の午後は面談がないのでホテルで紹介された老舗の鰻屋に行くと、ここもまた昭和の匂いがすごい。大通りに沿ったビルとビルとの間に3mくらいの細い路地があり15m程歩くとやっとお店に辿り着く。

 

ガラガラってドアを開けると昭和の時代から働いているような女性従業員と昭和の時代からこの店で食ってる常連さんで店は一杯である。四角四面のテーブルはこれも昭和時代から使っているのだろう。

 

Menuってとこだけ英語で書かれているのが、日本人が英語を尊敬すべき言葉として扱って来た時代の雰囲気を感じさせる。けど、英語で注文しても良いのだろうか(笑)?

 

名古屋でよくお客様に招待頂くうなぎ屋はほんとに古い。木造の2階建てで階段の手すりは木造な感じで2階に向ってまっすぐ伸びてて、案内された部屋では畳に座ってひつまぶしが来るのを待つのだがその合間にひまつぶしに部屋のあちこちを見る。どれも古い。唯一エアコンだけが天井近くに新しく違和感のある状態で乗っかっている。

 

名古屋のお店とこの大阪のお店を比較しつつ、うーん、どっちも古いけど古さをうまく利用しているのは名古屋、この店は単純に昭和のままだって感じた。

 

普通にうなぎ定食を注文して暫くして出てくると時間的に「見込みで焼いてるな」って感じだけど、十分に美味しい。蒸して焼いて、うなぎからすれば頭を潰されて殺されてからも更に死体を蒸されたり焼いたりするわけで本当に拷問であるが(苦笑)実に旨い。

 

やはり人間って他の動物を食って生きてるんだな、感謝しなきゃ。草も木も自分たちの生命を持っている。人間が生きるってのは残酷な話である。

 

そういう事をきちっと理解している日本人は漁猟に出かけて生き物を殺せば必ず神様に感謝してきた。感謝しないのは白人で、感謝の気持ちもなしに動物を殺しておいてエラソーにクジラがどーこーと、ふざけんじゃねーよボケ!って感じである。

 

美味しいうなぎを食い終わりホテルに戻りメール対応。それにしてもうちの社員は僕のブログを見てるのだろうか?とにかく出張中はやること多いのでよほど急ぎでない限りメールしてくるなって言ってるのに平気で普通にメール送ってくる。もしかして俺って嫌われてイジメに遭ってるのか(笑)?



tom_eastwind at 09:44│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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