2015年09月12日

日本の警察

埼玉で人を殺し名古屋で万引き、警察ってのは忙しいな。犯罪防止するより犯罪増加に頑張っているわけだから。

 

今までも現職警察官による殺人事件、巡回に訪れたアパートで女性強姦、見込み捜査で誤認逮捕、けど警察も意地があるから自白強要で立件、高知白バイ事件などは警察による完璧な「作られた犯罪」である。交番があっても警察官が「巡回中」?

 

それでも以前よりはましかもしれない。何故なら10年位昔は現役警察官とは発表しなかった。一旦首を切っておいて「元警察官」と広報していたのがそういう中途半端な誤魔化しを止めて少しは素直になったのだろう。

 

高知白バイ事件では民間に相当叩かれてさすがに危機感を覚えたのかもしれない。もう嘘はつけない。何故なら市民の信用で成立している警察組織がその信用を失えば市民は自衛する、警察に対してもだからだ。

 

そうなれば1980年代の香港とかと同じで警察とマフィアが裏で繋がって賄賂出すのが当然の社会になってしまい高級な自治社会とは言えなくなる。さすがに日本警察のメンツとしてもそれは嫌だからとりあえず犯罪やった警察官は現役で告訴という事だろう。

 

何故嫌なのか。東大法学部を出たエリートは自分たちの同級生と常に競り合っている。他の省庁に行った連中でも同期繋がりがある。財務省の連中が「俺達官僚の中の官僚だもんね〜」と言えば同期の警察エリートが「おーそうかい、毎年30兆円以上の赤字を垂れ流すほどの経営馬鹿が何を言うか」である。

 

経産省のエリートは法務省に対して「お前らの頭の固さが社会を進歩させないんだよ」と言えば法務省のエリートは「俺じゃない、俺の上の連中だよ、けどそういう連中を作ったのは間違いなく戦後経済だよ」と言い返す。

 

多分官僚ってのは良い意味で皆が励まし合ってるのだろうと思う。少しでも良くなろう、けどその努力の源泉は同級生の連中を追い抜こうというレベルの話であり教養がない。子供の競争の延長である。

 

天下国家という発想を持って日本を俯瞰する、そういう官僚が生き残れない時代になったのかな。大学教育の中で教養ってどの程度重みがあるのだろうか?古典や歴史から学ぶものは多いが東大法学部に入るにあたっては必要とされてないのだろうか?

 

警察の乱れが目立つのは公表するようになったから?それとも警察官道徳が落ちて実際に事件が増えたから?どっちか分からないが、間違いなくそこには教養がない。

 

あなたのアパート(マンション)に制服着た警察官が巡回に来れば普通ならドアを開けるだろう、けどその男が強姦魔だとしたら?強盗殺人犯だとしたらあなたはドアを開けるか?



tom_eastwind at 15:29│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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