2015年10月09日

黄金

ちょっとした笑い話を読んだ。東京電力は来年持株会社に移行して小売子会社の商号が「東京電力エナジーパートナーズ」となった。

 

***

ところが廣瀬社長は「東京電力」を引き続き使いたい。それに対して数土会長は「東電が変わった事を示す必要がある」と主張。

 

そこで博報堂に商号作成を依頼したのだがこの何とも中途半端な依頼に折衷案として呈示したのが「東京電力エナジーデザイン」。これに対して「おい!その略称は東電ED,勃起不全じゃないか」とか色んな反対意見が出て冗談のような本当の話の結果が上記になったようだ。

**選択201510月号より。文責筆者**

 

東電のような大会社でもこんな下らん話をしているのだから僕が会社で下らん冗談を言っても通るだろう(笑)。

 

けど僕の場合基本「ふとんが、ふっとんだー!」みたいな冗談でありレベル低すぎて誰も笑わず、まるで何も聴かず完璧に何もなかったようにその瞬間が通り過ぎるだけのとてもやっほ〜な組織である(笑)。

 

選択10月号を読みながら天下のみずほ銀行の内紛、第一勧銀出身者の粛清とか三井住友銀行がりそなを買収する話とかNECで東芝並のパワハラが行われているとか、全く日本の今はどんな大手に入ってもきっついなー。

 

せっかく一流大学に入り一流企業に就職出来たのにゲームは始まったばかり。男たちの恨みと憎しみで人事が決まり能力ではなくゴマすりで出世が決まる現実。ほんと人間がどんどん小粒になっていく。

 

東芝のような上場一流大企業の役員が会議で怒鳴りまくり目標未達の部下に全員の目の前で窓を示して「お前の出口はあっちだ!」なんてのは、もう「こいつ壊れてる」としか思えないくらいだ。

 

1948年発表のジョン・ヒューストン監督ハンフリーボガード主演の映画「黄金」は1920年代に夢を観たアメリカ人がメキシコに渡り仕事もなく同じアメリカ人相手に乞食をするところから始まる。

 

そんな彼に仕事を与えた手配師がいた。大人数で山に入り開拓する仕事だが、戻ってみると手配師が逃げて給料はもらえずあいも変わらず貧しい生活に戻る。

 

偶然安宿で一緒になった老人が黄金の魅力を語りつつ「おい、一緒に金を掘らないか?おれは知識がある、お前らは体力がある」という事で彼らは決心して山に入る。そして金を見つけるのだが・・・。

 

金曜日の夜は明日がないのでゆっくりと映画を観ることが出来る。古くても良いものは良い、映画であれ本であれ。

 



tom_eastwind at 11:13│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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