2015年10月14日

カツカレーinオークランド

Aucklandでは日本スタイルの居酒屋が急増している。勿論すべての店が日本人経営というわけではない。

 

居酒屋形式がアジア人にもキーウィにも合う事が分かったレストランオーナーは今までのビジネスモデルをちょっと変更して地元日本食材販売会社からポップやメニュー、料理方法を提供してもらってそれなりに冷凍食品をレンジでチンしてる。

 

そういう中で一つ面白いお店がある。そこは創業時からカレーについてはHEINZのレトルトカレーを使っているのだ。これはある意味合理的だ、いつ食べても味が均一であることは間違いない(笑)。

 

そして昔からある(あった)日本人経営の食堂だとカレーを作るのがワーホリでその日の料理担当者は自分が母親に食べさせてもらったカレーがカレーだと思っている。なのでその食堂でカレーを注文すると毎日味が違う。

 

日替わりカレーってのも面白いなと笑ったものだが家庭カレーを料理として提供するお店もよい度胸をしている(笑)。かと思えば安さをひたすら追求して学生に人気のカレー専門店もある。他のお店がカツカレー11ドルから13ドルくらいのところを10ドル以下で提供している。

 

居酒屋レストランではどこも必ずカレーライスを提供しておりキーウィ男性も喜んで食べている。分かりやすい味だし一度食べるとくせになるのだろう。あるシティの居酒屋はランチタイムになるとテーブルの半分くらいはキーウィが座っててうどんや丼ものやカレーを食べているのはなかなかに壮観である。

 

カツカレー、うどん、丼もの、これは現在の居酒屋ランチには欠かせないメニューになった。日本人以外が作った日本食を日本人以外の人が食べる。

 

数年前は日本発で海外日本食認定制度を作ろうなんて考え方があったが自然の流れがいつの間にか日本人の手を離れた日本食をAucklandで流行らせている。日本人抜きで日本食が世界で広がっていく。

 

面白いものだ、考えてみれば日本だって本場イタリアにないスパゲティナポリタンをイタリア人抜きで作ってるわけで、例えば政治家がよく使うキャピトル東急ホテルのアラカルトにはインドネシア風フライドライスや排骨ラーメン、ハンバーガー、カレーライスなどがある。インドネシア人、中国人、米国人、インド人抜きである(笑)。

 

Auckland昼食市場で10年前なら考えられなかった光景であるがこれが時代の流れというものだろう。まずはカレーライスやうどんから入ってもらい、外国人が日本に修行に来て日本食を学びそれを各国に伝えて、10年単位で日本食が広まっていけばよいと思う。

 

ただ進化の過程でその地域にあった日本食に変化していくのは当然だ。日本人が日本の味に傲慢なまでにこだわるのは、日本の職人が職人技を自慢するようなものかもしれない。あるがままに世界で日本食を理解してもらえばと思う。



tom_eastwind at 11:53│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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