2015年11月09日

10日ぶりの出社

土曜日に帰宅して飯食って19時に就寝して翌日12時に目が覚めた。17時間?よく眠れるものだ。久しぶりの自宅のベッドなので体がほっとしたのかもしれない。

 

月曜日、Aucklandオフィスに戻ると何も変わってない。僕だけが長くて深いトンネルから頭を出したような感じだ。窓の外の景色も変わってない、、、あれ?ちょと違う。

 

隣のビルの角っこにかっこいいロッククライミング兄ちゃんが二人、ロープから下りながら支柱を打ち付けているぞ。あ、そっか、今日からクリスマスのサンタクロース作りなんだ、また1年経ったんだなー。

 

僕が初めて見た19年前の最初の頃のサンタクロースは突き出した右手の人差し指が「こいこい」をして、まるで万引き坊主のようで笑えた。

 

あまりに笑いが多かったのか、そのうち普通の動かない指になった。

 

2000年後半になってから今度はトナカイさんが出場。景気の良さを感じますな。それから数年すると今度はトナカイさんが持つクリスマスプレゼントが追加されて益々賑やかな壁面になっていく。

 

今年度は2008年度以来リーマン・ショックやクライストチャーチ地震の為に赤字になっていたが元々のプライマリ・バランスは黒字の国である。今年の黒字は約4億ドルである。来年はもっと黒字化してトナカイもう一頭追加!なんてことになるのか(笑)。

 

この景色、19年間ここで見てきたんだよなー。時代に合わせてオフィスを拡張したり縮小したりしてきたが僕の座るこの場所と椅子は変えずにスカイタワーとクイーンストリートを見ていた。

 

それにしても企業というのは面白い。会社名は同じでも時代が変わればやることも変わる。うちは元々旅行業が原点で今もその発想は全く変わらないが扱う内容が徐々に変化して現在ではビザ、不動産、医療、教育、生活サポート、ファイナンスと大きく変化してきたがどれも旅行業の延長にある。

 

サンタクロースだって原型は変わらないけど時代に合わせてあちこち変化してきた。うちも何とか信頼という原型は守りつつ変化に対応してこれたから今の会社があるわけで、だからこそ信頼に繋がっているのは有難いものだ。

 

けれど今回の日本出張ではオフィスごと数年単位で引っ越して企業規模を拡大していく会社のオーナー経営者とお話をしていて、やはりAucklandの「のびー」を痛感した。甘い!

 

もっと頑張らないとダメだな、何を甘えているんだ、そういう刺激を受けた日本出張。来年に向けた営業計画はほぼ出来上がっているので後はいつ何をするか日付を入れるだけだが、今回の刺激でスピードが上がりそうだ。さ、今日からいろんな企画を立ち上げるぞ。



tom_eastwind at 18:21│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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