2015年12月04日

トニーズ・ローンストリート

今週は2Aucklandの超老舗ステーキハウス「トニーズ・ローンストリート」で昼食。この店はニュージーランドが世界幸せ度3位に入ってた1960年代からあるお店で、輸出用の高級牛肉を出すことで知られてて、建物の古風さとざっけないサービスで人気の店だ。

 

このお店はオフィスから歩いて5分だ。僕は基本的に昼食はお一人様で、仕事でない限り誰かと一緒に昼食はしないし、昼飯食いながら仕事をするくらいなら飯を喰わないので結果的にビジネスランチはほぼない。

 

そしてこのステーキハウス業態店の面白い点は「お一人様」が多いことだ。これはバンクーバーで仕事をしている時にも、夜どこに行こうかって考えると、デートスポットで一人は嫌だしなーって考えて一人で周りを気にせずにがつってなるとステーキハウス。

 

そこでホテルから歩いて10分ほどのところにある地元のステーキハウスに夜の7時ころに行くと、まあいるわいるわ、スーツのズボンをジーンズに履き替えてネクタイ外してる出張ビジネスマンだろう、皆もぐもぐとステーキを食っている。

 

そこに僕も入ってもぐもぐするわけだが、どうもステーキハウスってのは白人にとってのカウンター居酒屋、一人で安心して食えるという印象があるようだ。

 

そして昨日早い時間(ここは1130分から開店)にトニーズに行きウィンナーシュニッツェル(この店ではビーフシュニッツェルと書いてた)と炭酸水のサンペルグリーノを注文してたらお一人様中年女性、お一人様観光客風の男性、続いて中国系学生、立て続けに3人入ってきた。

 

面白かったのは中国系学生でちょうど僕の隣のテーブルに座ったのだがメニューを見つつウエイトレスの注文取りに「うー、」とメニューを指差す。リブアイステーキだ。「ソースはどうしますか?」に対してはやはり指で「これ」とやる。

 

ところが最後のウエイトレスの質問「焼き加減はどうしますか?」は何せメニューに書いてない。彼はうーうーと言いつつ”What do you mean ?”と言いたかったのだろうが、愛嬌の良いウエイトレスは“mean ?”をミディアムと捉えてしまい「あなたはミディアムですねー、」とにこっとして注文を取って立ち去った。

 

学生の彼はその後よく分からないまま中国語の本を開いて読んでたが、この店のミディアムなら大丈夫、美味しいぜ。

 

トニーズでは標準サイズのリブアイステーキが250グラムなのでかなりの量だけど、いかにも「肉!」って感じで、フードコートのファストフードとは一線を引くものがある。

 

注文したウインナーシュニッツェルはオーストリア料理として有名であるが日本風に言えば牛肉のカツレツである。この店の焼き方が上手でパン粉とうまく絡んで実に旨い「お一人様」向け料理だ。

 

現在はオーストリアの名物料理であるが原型はイタリアミラノのカツレツとの事。あるサイトでは「いつも遠征戦争に負けてたこの国が遠征先で唯一得たものが料理のレシピなのだ」と皮肉ってた(笑)。

 

周りを見ることもなく気にすることもなく目の前の肉をガツガツと食う、お一人様は他に神経を集中する相手もいないので肉の味に神経を集中する。これで不味かったら二度と来ないぞであるが、大体においてステーキハウスは肉を焼くのが商売であり客の好みを外さない。

 

その後12時過ぎに24名が続々とやって来て店の席は埋まり彼らは注文してから楽しそうにおしゃべりしているが僕ら4人は黙々と肉を喰うのみ。

 

お一人様でも肉が食えるステーキハウスは有難い存在だ、これからも100年続いて欲しいお店である。



tom_eastwind at 18:36│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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