2015年12月10日

軽減税率

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日本でも安倍政権は、公明党の要求に屈して1兆円以上の大幅な軽減税率を導入する方針を決めました。これで税制が大混乱になることは確実ですが、低所得者の負担が軽くなる効果はほとんどありません。経済学者はみんな反対していますが、来年の参議院選挙で創価学会婦人部の集票パワーのほしい安倍首相は、ポピュリズム路線をとったわけです。

 

ポピュリズムとデモクラシーは、どこが違うのでしょうか? 実はデモクラシーということばは、正確に訳すと大衆による支配だから、その意味はポピュリズムとほとんど違いません。歴史上は「デモクラシー」がいい意味で使われたことは少なく、「衆愚政治」と訳されることも多かったのです。

 

その意味で世界の政治は、マスコミによって多くの大衆が「政治参加」するようになり、本来の意味でのデモクラシー=ポピュリズムに近づいてきたのかもしれません。それは必ずしも悪いことともいえません。その結果、テロが激化しても財政が破綻しても「われわれの選択の結果だ」とあきらめることができるからです。

http://agora-web.jp/archives/1663402.html

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池田信夫ブログは過激なので毀誉褒貶が多いけど僕はいつも興味深く読んでいる。結局政治家の程度は国民の程度と一致するという話だ。

 

今回の軽減税率は様々なブログで批判が出ているがこれが一番整理出来ている。

http://blogos.com/outline/149191/

 

ニュージーランドの消費税は15%、そして軽減税率は、ない。小さな国なので政治的駆け引きが少ないし第一手間のかかる余計な制度を導入して誰がその手間賃、金払うんだ?俺達の税金だろ?ふざけんなって話、簡単が一番である。

 

消費税と軽減税率は相性が悪い、てか悪いやつを生み出す温床になる、読売新聞とかが「おれっちも文化的に軽減よろしくー」などと消費税の風呂の底ふたを抜かす話である。

 

ニュージーランドは軽減税率がない代わりに社会保障が充実してて、少なくともこの国に生まれたキーウィで金がないから自殺したってのは僕の記憶する限り歴史上一人もいないと思う。

 

生まれる前10ヶ月から出産費用、その後の医療保障、小中高学費免除、大学は学生ローン、社会人になって仕事がなければ65歳まで生活保護、65歳以降は自動的に国民年金を受け取り老人ホームに入り、死後の葬式補助まで面倒を見る生活保護システムが出来上がっているから消費税導入時に軽減税率の話をする必要もない。

 

日本の軽減税率は政治的匂いがするしそれで肝心の社会保障財源が削減されたら意味がない。けどタバコ増税という話は、これは良い匂いである(笑)。

 

ニュージーランドのタバコは一箱1400円くらいであるが吐き出す煙の殆どは税金だ。日本のタバコは課税余地がある。一箱1,000円にすれば良い。

 

いずれにしても社会保障の為と言いながら軽減税率を導入してみたり、けどその社会保障がお粗末で今も年中山手線ダイブが行われている日本っておかしくないか?高齢者が孤独死っておかしくないか?結局一般市民ってのは使い捨ての道具にしか過ぎないのだろう。



tom_eastwind at 11:10│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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