2015年12月13日

2015年クリスマス

今週末の1218日で今年の当社の業務は終了、18日の夜にクリスマスパーティやって終了だ。111日再開まで23日間の休暇に入る。

 

日本のお客様にこの事をお伝えするとまず最初の反応は「唖然」である。そして「え?」と、思わず聞き間違いかと確認を取りにかかる。

 

間違いなくうちは23日間休む。

 

けどこれは何も当社だけではなく昨日は残業のことを書いたがこの国ではクリスマス時期にはどこもうちと同じように1月中旬まで休む。

 

残業と同様でうちだけ会社を開けてても取引先が全部閉まってるので仕事にならない。なのでクリスマス休暇となるのだが、当社は2002年から導入している。

 

勿論公共機関などは開いてるけど、この時期の道路はどこもガラガラで正月の霞が関みたいなものだ。皆さん家族で南太平洋やゴールドコースト、またはタウポあたりの別荘でのんびりした時間を家族や友達と過ごすのだ。

 

何せこの国のジョン・キー首相も率先して12月中旬から1月中旬までハワイの別荘で過ごすのが例年行事になっているくらいだ。

 

ニュージーランド社会は人や家族の為にいろんな仕組みがありそのうちの1つが「仕事」である。仕事が先ではないし仕事と家庭のどちらを優先するかなんて選択肢もない。

 

社会の真ん中に人と家族がありそれを囲むように電気、道路、水などのインフラが整備されその次くらいに仕事が来て皆で働いて付加価値付けてビジネスをする。

 

全ては家庭を中心に回ってて、金曜日の夕方に会社のシステムが故障しても「じゃあ月曜日朝一番でやるよ」が通る国だ。

 

日本ではあり得ない話である。しかしこのニュージーランドでは普通の話である。

 

日本では伝統的に個人が働き納税してまず国家が強くなりそれが大企業経由下請け孫請けそして個人に降りていくトリクルダウン方式が社会構造のど真ん中にあるから「無理」して「残業」して作った国家の利益がいつか個人に配分されるのを待つ。

 

これに対しニュージーランドはまず個人が優先され国家は個人を助け個人の成長の機会(医療、教育、福祉)を提供する。その上で頑張る個人が社会を引っ張っていく。結果的に個人が支払う税金でキーウィの社会保障が賄われる。これがぐるぐると回っている。

 

どちらが良いかはそれぞれの価値観で決めることだろう。どちらもそれなりにきちんとした国家である。



tom_eastwind at 14:55│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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