2015年12月14日

積極人生

年末にも関わらず移住のお問い合わせを頂く。多くの場合「私に移住の可能性はあるのでしょうか?」だ。

 

ただ僕は個人的には「どうすれば移住出来るでしょうか?」と聴いて来た方がより積極的だと感じる。

 

出来るか出来ないかではない、どうやれば出来るかを積極的に考える。あなたの人生は他人が判断するものではない、あなた自身が判断するものだ。その為に移住という大きな決断で何を得て何を失うのかをよく考える必要がある。

 

断られる為にメールしてくるのなら「あるのでしょうか?」でも良いが、少しでも本気で考えて失うもののリスクを十分に考えてそれでも移住したいなら積極人生で考えるべきだ。

 

積極人生とは中村天風の言葉だ。話はビザからそれるが天風は明治時代の元武家の息子であり喧嘩に強く昼間の試合で倒した相手が包丁を持ってやってくると逆にその包丁で相手を刺殺した。

 

その後頭山満(日本初の右翼政治家)の玄洋社に書生として放り込まれ勉学を重ねる。日露戦争では日本軍スパイとして活躍するが、途中逮捕されて処刑台に上がったところで仲間に救助されたり、多くの仲間が殺される中無事に日本に戻る事が出来てまさに人生ギリギリのところを生きていた。

 

日露戦争終了後は政府関連の仕事をしていたが死の恐れがある肺結核があることが判明。天風はこの病気を治癒してくれる医者を探して地球を一周したが結局誰も見つからず、欧州からの帰国船便で偶然出会ったインドの聖人に自分の病気を指摘されてそのまま弟子入りしてインドで2年半の修行を積む。

 

日本に戻った天風は様々な実業を手がけたが、ある日思う所あり「統一哲医学会」を創設、その後は日本で心身統一法を広めることになる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/中村天風

 

積極人生とは突き詰めれば自分を徹底的に無条件に信じて未来を信じて今出来る最大の努力をすることである。病気など、気にするから病になるのだ。健康診断オタクがいちいち自分の数値をああでもないこうでもないと言っても何も変わらない。

 

体は遺伝子を運ぶ道具であり心は望むことの自己実現のためにある。心と体、両方のバランスが取れれば病気など気にならなくなるし、いずれどっかに行ってしまう。

 

これくらい積極的に生きていれば人間大体のことは出来る。

 

それなのに「あたし、出来るかしら?」では、出来るものも出来なくなる。ニュージーランドは小国と言いながら400万人が住んで生活しているのだ。そこで一人増えたからといって大した事象ではない。

 

それよりも自分がその国で何が出来るのか、どう貢献できるのか「あたしに出来ること」を積極的に考えてみる方が良い。そして常に積極的な言葉を選ぶことも大事である。

 

なに心配ない、この国の日本人人口は約15千人であるが実に様々な人が様々な経緯で生活をしている。中には「こんなのでも永住権取れて生活出来るの?」というのもいる。

 

英語テストなし、健康診断なし、無犯罪証明なし、学歴証明なし、まともに英語も話せない日本人の若者でも永住権を取得出来た。事実である。それは僕自身の経験だからだ(笑)。

 

1988年という時代背景があったのも事実である。「だからじゃん!」と言っても何か意味があるのか?1988年はそういう時代だった。あなたの時代がそうじゃないって誰が言える?

 

21世紀に入っても短大卒で英語も出来ずワークビザで働いてたらある時移民局から手紙が来て「永住権の招待状」が届いたケースもある。学歴、英語力は問わない。今までワークビザできちんと納税してNZで犯罪を犯してないから届いた招待状である。これはまさにタイミングである。そしてそれは自分で引き寄せた運である。

 

では今という時代はどうだろうか?そして5年後の日本はどうであろうか? 誰も分からない。だからこそ今出来る最高のことをすべきだろう。

 

江戸時代に生まれたか?明治か?人は時代を選べないし生まれた時から人生時計は開始して絶対に後戻りもやり直しも出来ない。大きな川の源流から海に向って流れていくエンジンのない筏のようなものだ。

 

ならば少なくともその川の右側に行くか左側に行くかは自分で決めることが出来るわけだ。自分の人生は「もう決まってるもん」と諦めて舵を投げるのではなく、自分の舵を精一杯使って自分にとっても最も幸せな流れに筏を乗せることである。



tom_eastwind at 12:13│Comments(0)TrackBack(0)

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