2016年01月21日

年金の不思議

来週から日本出張だ。説明会、個人面談を東京で行う。その後福岡に移動する。体が大丈夫かとよく聴かれるが全然問題ないので何故そんな事を聴かれるのかが不思議である。

 

さて日本に住む外国人が国民年金を払わされる不思議。殆どの日本人はご存知ないだろうが、日本で年金を受け取る気持ちも(ビザなど)状況にもない外国人が年金を払わされている。

 

多くの日本人は国民年金またはそれに同じる年金を支払っている。それは65歳から受け取る為の保険料である。

 

しかし日本に住み日本国籍がない外国人が何故年金を払う義務があるのか?

 

答=法律でそう決まってるから。

 

外人にとっては答にならない答である。99%の外人が「はあ?」である。

 

これが所得税とか市民税とかなら日本で所得を得て日本の市民となることで生活インフラを受けているわけだから理解出来る。消費税だって払ってる。

 

けど年金だよね?日本で住民票を登録したとは言え外国人は母国に帰るんですよ。米国から日本に転勤になったビジネスマンが東京で5年働いて米国へ帰るんですよ。それなのに5年間は収入に応じて年金払えだと?

 

ふざけんじゃねー、これだけは普段日本大好きの外国人でも理不尽で怒りを感じている。この問題はずっと前から外国人同士で議論されて日本の役所窓口に行くがなにせ英語が通じない。

 

こちらの日本語は女の子を口説くには十分だが役所の窓口でお役所対応する職員には不十分だ。それでも日本に住む外国人は機会がある度にあちこちでこの問題を取り上げて指摘して来た。

 

そしたらやっと今年になって年金制度が改定されて日本を離れて滞在資格(ビザの期間)が消滅した時点で「脱退一時金」を請求出来るようになった。

 

https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/sonota-kyufu/dattai-ichiji/20150406.html

 

払ったお金の半分程度であるが、これも外圧に弱い日本人の妥協であろうが、今までよりは一歩前進である。

 

それにしても年金問題なんて最初から年金掛け金を税金の中に入れておけば良かったのだ。税金と別々にするから徴収する機関が二つになり年金制度は国民にとって不信の塊となり手間ばかりかかるようになり、おまけに年金回収率が悪い。

 

国としてはどうせ取りたいお金なら年金機構を税務署の配下にして税金として徴収すれば良い。



tom_eastwind at 12:04│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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