2016年02月13日

羊、狼、番犬

金融取引の締め付けは世界中の動きであるが日本はこの動きに付け加えて個人資産を徹底的に補足して日本国内のお金の流れをすべて把握しようとしている。

 

これなどは5年前から予測されていた事で5年前から時計の針は確実に前に進んでいる。財務省の方針は決まっており国外財産調書、出国税、財産債務調書、すべてに罰則を付けることで自分の財産すべてを政府に晒す必要があることになった。

 

今後はタンス預金や純金でさえ申告が必要であり、国民の財産すべてを国家が把握することになる。タンス預金して申告しなかったら違法?罰金?バカな話である。

 

「自分がきちんと働いて作ったお金をどう使おうが役所に関係ないだろ」そんな理屈はこれからはもう通らない「法律で決まりました」でOUTだ。

 

本来は国民の生命と財産を守るのが政府の仕事なのに現在は国民の財産をしっかり管理するのが政府の仕事になっている。自民党が安定している間に財務省としては個人資産1000兆円を国家資産に取り込むわけだ。

 

これから4年で世の中は激変する。政府が国民の生命及び財産を支配して普通に戦える国家になりそれは東北アジアという地政学的にヤバイ場所にある日本に戦争が起きる状態になる。

 

今後の民間取引でも近い将来50万円以上は現金取引の禁止、1万円札を持っていたら「どこで得たのですか?」となる。大金を持つ国民は非国民。来るぞー。大日本帝国の臣民がご近所のお金持ちを税務署にちくる時代になる。

 

羊、狼、番犬。羊とは自分で考えない大多数の人々である。狼とは羊を襲う少数の動物である。番犬は羊を守る犬のように見える。

 

しかしこれを日本に置き換えれば違う景色が見える。羊は日本国民であり小学校からところてん式に「何も考えるな、政府が正しいのだ」と教えこまれて今の社会の殆どを構築している人々だ。

 

ところが狼の存在は羊を荒らすのではなく羊に対して「目を覚ませ!」と訴える役目なのだ。こんな社会はやる気のある人にとっては生きにくいよ、目を覚まして何か違うことをしようよ。

 

そして番犬、これが日本政府だ。羊を囲い込み彼らから最大限の収穫を得て次世代の羊を産んでもらう、これが番犬の役目だ。

 

だから番犬にとって一番邪魔なのは真実を語る狼である。そこで番犬は群れを作り法律を作り狼を追い出し追い詰め羊に近づけないようにする。こら、余計な事を言うんじゃねーよ、黙っておけ。

 

羊。日本政府に言われてその気になってNISAを始めた人は今回の株の大暴落で相当の人が被害を蒙っているだろう。だーから政府が素人相手に賭場を開くような真似をするのがよろしくない。

 

とにかく国民の資産を株式にぶち込み株価を上昇させアベノミクスの失敗を表面化させない為のNISAであり国の借金である国債を個人に直接持たせるが、10年もので金利いくらだ?物価上昇、インフレなどが起きたら国債はまさに紙切れだ。

 

今年はやばい年だ。今出来る内に出来る事をしておかないと個人資産はどんどん目減りしていく。個人資産、なくなってから考えても仕方ないのだ。



tom_eastwind at 18:19│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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