2016年03月10日

気は長く

昨日昼過ぎにAuckland空港に到着、車を引っ張りだして途中でニューワールドに寄って買い物して自宅に戻ったら普段の通勤時刻と同じだった。

 

そして今朝は普通に出勤すると普通におはようで、そのまま弁護士事務所でいつもの戦略会議だ。来週には外部との会議があるのでしっかりと打ち合わせ。

 

出てきた宿題が多くてこの週末は英語漬けになりそうだ。何てことなく昨日まで出張だった気分がしない。

 

オフィスに戻ると机には書類、パソコンにはメールが溜まってて昼飯抜きで一気に処理する。気づくともう午後3時、帰宅の時間である。僕はほんとに昨日まで出張してたのか?

 

自宅に戻り日本のテレビ番組のDVDを一本観る。「ガイアの夜明け」だが、DVDを観るのも今月で最後だ。

 

当社はスタッフ向けDVDテレビ番組を用意しているが、番組を作って配送してくれるこの会社とは15年の付き合い。ところが最近のネット配信に押されて遂に今月でDVDサービスは終了というメールが届いた。

 

まさに感慨深い。

 

今回の出張中に連絡があったのだけど、15年の付き合いの中では実に色んな事件があった。特に記憶に残っているのが13年くらい前に起こったビデオ著作権問題である。

 

当時は東京に民放などが参加する放送番組協会があり海外のビデオレンタル著作権の管理を行っていた。当社は当時レンタルビデオを貸出しておりビデオには著作権用のシールをちゃんと貼っている。

 

その放番協からある日連絡があった。当社が貸し出しているビデオについての問い合わせだ。何のことだと思って聴いてみると何とビデオの著作権の話であった。

 

うちのビデオは全部シドニーの会社から仕入れており手続きもすべてこの会社に依頼していたので突然電話がかかってきたのだからびっくりして詳しく話を聴いた。

 

相手側も電話ではちょっともごもごしていて要領を得ない。そこで東京で放送番組協会のオフィスを直接訪問することにした。

 

相手のオフィスで話を聴いてみるとどうやらこれは当時世界中の日本レンタルビデオショップで問題になってたことである。当社はワーホリ向けにテレビ番組を貸し出していたが他の国ではアダルトビデオの貸出など随分と問題な事をやっていた。

 

けどそれ、うちと関係ないよね、うちでは協会のシールを貼ったビデオを貸し出しているよね。相手からしてもニュージーランドのようなちっちゃな国の事などほんとはどうでも良いわけだからもごもごしていたのだ。

 

こちらの態度はきちんとして相手の話も聴いて良い印象を持ってくれたのだろう「それなのに何で?」と聴くと言い辛そうに「実はチクリがあったんですよ、xxさんという方から。」

 

その人のことは僕は全く知らなかった。取引もない個人である。何で僕のことを?腹が立った。ものすごく腹が立った。

 

一体あなたは何なんだ?何故そんな薄汚い「チクリ」なんて事をするんだ?恥ずかしくないのか?自分の妬みを正義の味方になったつもりでもいるのか?

 

結局ビデオレンタルはその後も継続したが今度はビジネス自体が先細りになりレンタルビジネスをやめてスタッフ向け貸出に特化した。

 

それからもう13年、あの頃の事を知っているのは殆どいないだろうな。その後ぼくが覚えた言葉が「気は長く心は丸く腹立てず」だ。

 

言葉は覚えたが今もなかなか身に付かない。



tom_eastwind at 23:01│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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