2016年05月09日
パナマ文書 続編
モサック・フォンセカ弁護士事務所がニュージーランドの家族信託制度を顧客に勧めて利用した数は約1,700件に上りその多くは中南米の顧客だったとのこと。
NZに家族信託を作った理由も面白い。弁護士事務所がお客様と話して「ニュージーランドは良いですよ、クリーン&クリアー、法律が明確だし何せ良い国だ」
褒められたのかバカにされたのか分からない話ではあるがニュージーランドの会計サービスがお気に入ったようである。
しかしこれで確実に家族信託の法律が変更になる。ここ数年マネーロンダリングの問題などがあり口座開設や会社設立は以前と比較して細かい規制が入った。
今回の家族信託については今まではフォンセカ弁護士事務所がノミニーになることで本当は誰の財産か外からは見えないようにしていた。またNZでは一定の條件をクリアーすれば外国で得た収入はNZで納税する必要がない。
こういう部分を気に入ったのだろうフォンセカはここ数年でNZへの送客が一気に増えた。
現在NZのジャーナリストによりその全容が解明されようとしている。一体どんな名前がとび出すやらであるが、これで確実にNZの税法は厳しくなる、今までのように家族信託作れば良いってわけじゃなくなった。厳しくなる、但し他の国よりちょっと緩く。