2016年06月29日

今日も頭の体操 会計士

先週から今週にかけてAucklandは冬型天候の土砂降り強風。こうなると問題なのがクイーンストリート、それも丁度当社オフィス前の交差点あたりだ。

 

というのもクイーンストリートは西はアルバートストリートと東はハイストリートという高い位置の道路に挟まれたU字の底の部分にあたるから、両方の道路の水もすべてクイーンストリートに流れ込む。道路3本分の水である。

 

さらにクイーンストリートは南のKロードから一直線に下りになっておりここからの雨も流れこむ。

 

こうなると交差点は排水が追いつかずあっという間に水浸し状態になる。そして交差点そのものも水の中を歩いている状態になる。

 

こんな天気のAucklandで今日は午前と午後で別々の会計士とミーティング。午前中のは新しいお客様をお連れして日本とニュージーランドの租税協定に関する話。

 

これは日本人にとっては結構大事な協定でありながら内容が複雑なため未だ手続きが齟齬になっている案件が目立つ。

 

例えばニュージーランド居住者になればNZで納税をする必要がある。この時点で例えば日本から家賃や年金などを受け取っていればこれもNZで申告する必要がある。

 

しかしこれは非労働型収入なのでNZでは最初の4年は課税されないという特例がある。もし収入が労働(サービス)であればNZで申告して納税する必要がある。

 

但しその収入を得た際に日本ですでに課税されていればその分税金は免除される。この手続を正確に理解して行わないと税金の二重取られになる。

 

今回のお客様はまだお若いのに初めてのミーティングにも動ぜず、会計士の話を聴いて「分かることは分かる、分からない事は分からない」をきっちりと発言して頂いたので会計士の評価が上がったと思う。良かった。

 

その後クイーンストリートを歩いてオフィスに戻り用意しておいた次の仕事の書類を持って今度はハイストリート側にある駐車場まで行く。

 

この時点でハイストリート側から増水が始まっておりビクトリアストリートのどこを渡っても確実に靴が濡れる。

 

飛び越すなんて危険な真似はやめたほうがよい。ここは普段でも道路がつるつるでおまけに坂道だから滑りやすい。大の大人が転倒する事が普通にある。

 

そこで増水の流れの細いところを狙ってゆっくりと移動する。明日は靴磨きしなくちゃと思いながら。

 

駐車場にたどり着いて次の事務所に行くのだが目的地は車を降りて歩く必要がある。雨がザーザー降るわけでそしたらこっちも対抗策と車内に置いた傘を開くのだがそういう時に強い横風が吹くとヤバイ。

 

靴磨き、明日のやることリストの一番だな、そう思いつつ午後のミーティングに入る。

 

ここでは所長とのミーティング。今うちで扱ってる案件が間に何人も担当者を入れているのでこんがらがって「お前が来い」という話になった。

 

全体像を説明して今までやった事の説明をしていくと次第に分かってもらい「よっしゃ、じゃあこれとこれは俺がやる、お前はあれをやれ」と役割分担する事になる。無事終了。

 

ミーティング終了後、また雨の中を車に戻り傘を放り込み会社の駐車場に戻る。ここから会社まで1ブロックの下り道。滑らないように気をつけつつ歩く。まるで中華レストランの油っぽいキッチンを歩いているようだ。

 

今日はこれで無事終了、後は2件の話を整理して次に繋げるだけだ。



tom_eastwind at 10:47│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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