2016年08月02日

バルカンレーン2

昨日今日とバルカンレーンで昼食。賑やかな通りのここの客層はビジネスパーソンである事が特徴だ。

 

今日はざっけないフレンチレストランでAll Day Breakfast(全日朝食)を食べる。おー、これは美味い。2軒続けて失敗の後だったので普通の味が美味しくなるのがオークランドの笑える点の一つだ。

 

隣のテーブルではガタイの良いビジネスマン二人が書類を広げてボールペン振り回して出て来たサラダを食いながらなんかの建設計画の青写真作りをやっているようだ。

 

シティで次々と地下鉄工事やビル建設工事が始まり郊外では政府主導(ハウジングNZ)で居住者用住宅、小さいものは数百軒単位から将来は大きな街を作る企画が既に動いており、ほんと活気がある。

 

今日も食事の後に弁護士にちょっと呼ばれて西オークランドの開発案件についてコメントを求められる。西は10年前から見たら信じられないくらい発達している。

 

高速道路が新しく出来て既存の道路は拡張してそれまで何もない山だったところに数百軒単位で家が建っている。

 

ここも勢いのある地域だ。北オークランドに比べると価格は少し低めなのでシティで働くビジネスパーソンが主な対象だ。

 

彼らは頭金が貯まったら住宅購入申請をハウジングNZに行って予め銀行の審査もOKもらっているので物件が出たらすぐ動けるので買いやすい。

 

このあたりの2~3ベッドルームが大体60万ドルから70万ドル。初めて家を買える人のローンの上限である。

 

と言うか最初から政府主導でハウジングNZが銀行と打ち合わせしながらビジネスパーソンがいくらなら払えるかを計算して、そこから逆算して住宅販売価格を決める。

 

政府がやるのは土地を住宅用地に変更すること、水や電気のインフラ整備と区割りである。それからデベロッパーを呼んで適宜土地を分けていく。

 

デベロッパーは建設業者と組んでささっと家を建ててハウジングNZの名簿に並んでいる人達にささっと売る。

 

銀行が最終的にローン承認してデベロッパーにお金が振り込まれればビジネスは終了。

 

まことに簡単なビジネスモデルである。売れる価格から逆算してすべてを作っているから売れて当然だ。更に政府の土地を提供することで販売価格を通常より2割程度安く設定しているも特徴だ。

 

持ち主は4年間は売ることが出来ないけど4年経てば売れる。その時の2割分の利益とキャピタルゲインは本人のものである。これで次の住宅を買うための資金が用意出来る。

 

人口の急激な増加による居住用住宅の不足、その対策として政府と民間が共同して土地開発をして売る。

 

今後オークランドの急激な発展はその後様々な問題を生み出すであろう。だがそれは北半球のどこの大都市も経験した事でありオークランド市役所は北半球の大都市の失敗をお手本に新しい地図を描いているから問題は最小限に抑えられるだろうと期待している。



tom_eastwind at 08:40│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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