2016年08月07日

荒れる尖閣諸島

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【北京時事】沖縄県・尖閣諸島周辺に中国海警局の公船7隻と漁船約230隻が航行しているのが確認された問題で、中国外務省の華春瑩副報道局長は6日、談話を出し、「中国側は関係海域の事態を適切にコントロールする措置を取っている」と強調。その上で「日本が冷静に現在の事態に対応し、情勢の緊張と複雑化を招くいかなる行動も取らず、ともに海域の安定に建設的な努力を行う」よう求めた。

 公船とともに多数の漁船が尖閣周辺に集まるのは異例。中国の強引な海洋進出に批判を強める日本をけん制するとともに、領有権に関して既成事実を積み重ねる狙いがあるとみられる。

 華副局長は尖閣諸島について「中国固有の領土」であり、周辺海域を含め「争うことのできない主権を有する」と従来の主張を繰り返した。 

http://news.biglobe.ne.jp/international/0806/jj_160806_1687078555.html

[時事通信社]

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国境問題は世界中どこでも起こっている。第二次世界大戦後でもキプロス紛争があり人が死に今でもギリシャとトルコはいがみ合っている。

 

日本は戦後幸いな事に国境問題で人が死ぬことはなかった。何故なら隣国に対してお互いに「控えめ」にしていたからだ。

 

ところがここ数年の中国の動きは明らかに「動揺とハネっかえり」である。海洋進出はまだ早いと小平に言われたにも関わらず調子に乗って手を出してしまったものだからこれに中国解放軍も「いけいけ九段線!」となり止められなくなった。

 

何か中国のこのあたり戦前の帝国日本軍を思い浮かべることが出来る。やばいと分かってるのにやってしまう、数値的にOUTなのに牟田口のやったインパール作戦などを喚起する。

 

習近平としては解放軍も制御する必要がありその為に解放軍に対してガス抜き的なある程度の譲歩も必要であるが、それは国内問題なら良いが国際問題ではそれでは済まない。

 

南シナ海ですでに一触即発なのに尖閣諸島でこんなデモをやるってのは明らかに中国政府の動揺である。

 

世界周知の場で自国の主張が否定されこうなるとどうすれば良いのか?後ろに引けば習近平倒閣、前に行けば地域限定戦争である。

 

戦争って戦後の日本人にはピンとこないかもしれないが上述したキプロス紛争だけでなく英国から遠く離れたフォークランド紛争、東南アジア各地域で戦われているのが世界の現実である。

 

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日本が冷静に現在の事態に対応し、情勢の緊張と複雑化を招くいかなる行動も取らず、ともに海域の安定に建設的な努力を行う

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要するに黙って股開けってか?ふざけんのもいい加減にしろである。これは誰もが同様の気持ちを持つだろう。そして日本国民の側から政府に対して「何を弱腰でやってるんだ!」となる。

 

このような行動が次第に世論を構築して尖閣諸島に地上部隊の派兵を行うことになる。そこから限定的戦争が始まる。

 

限定戦争で船同士の戦いならまだしもよい。問題は尖閣諸島で日本軍が陣地を作っても中国からすればミサイル一発で潰せるって事だ。しかし日本からは撃ち返せない、何故なら相手は中国国内から発射しているからだ。

 

「そりゃおかしい、ならば中国内のミサイル基地を先制攻撃すべきだ」事ここに至ると国際戦争である。ミサイル撃ち込まれた土地がすべての中国人は理屈抜きに燃え上がって限定戦争ではすまなくなる。

 

商売がどうかとか後先どうかとか関係なく中国2000年の歴史や古文書を持ちだして「東南アジアはすべてオレのものジャー!」と叫びだして一気に戦線拡大する。この、中国人の切れ方の一線は現場で経験していないと分からない。

 

今はまだ切れてない、動揺しているだけだ。「お前がだまっているなら静かに土地を奪う」であるが、相手が日本でそれが通用すると思っているのは解放軍北部の人々だけであろう。

 

日本人にとってもいよいよ戦後最初の外国との直接戦闘が尖閣諸島になりそうだ。



tom_eastwind at 18:12│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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