2016年08月16日

賞味期限

オークランドで日本の日清カップヌードルを食べたい時はジャパンマートで買う事にしている。現在はシティにも店があり会社から歩いて5分の場所と近い。

 

値段からすれば中国製のカップヌードルの方が半額程度とずっと安いのだがやはり味や保管状態が違うので買うのは日本製としている。

 

お店には色んなメーカーの製品がある。その中で日清カップヌードルはブランド名もあるのだろう4ドル50セント。今の為替レートで350円くらいだ。

 

他にもニュータッチの田舎うどんカップ麺が3ドル50セント(270円)。棚に置いてあるカップ麺は大体3ドル50セントから高いのは7ドル(560円)の家系豪華カップラーメンまである。

 

日本で買う日清カップヌードルは165円前後だし今の日本の価格破壊からすれば信じられない高い値段だろう。

 

だが何せ海外で売るのだ、為替の影響が大きい。仕入れる時に円安なら良いが円高だと仕入れも考えるだろう。

 

ましてや南太平洋を渡って来るのだから輸送費もかかるわけでこういう値段になるのも理解出来る。

 

シティのジャパンマートではキーウィやアジア人がしょっちゅう買い物している。日本語読めないキーウィがカウンターで「コレなんだ?」と聴いているがこれ高いと文句を言ってる人はいないようだ。

 

特にアジア人からすれば安心して買い物出来る日本製品であるから価格はあまり問わないようである。

 

そしてこの店、常に「賞味期限切れ」の棚がありいつもお菓子やラーメンが並んでいる。

 

「賞味」の期限なので期限切れても食べられるのは日本人としては理解出来る。僕もこの棚でスタッフ向けのお菓子を買ってる。

 

例えば先日買った棚にある賞味期限切れの岩塚製菓ソフト豆餅12枚入りが3ドル40セントで売られてた。元値は6ドル80セントだから半額、お店からすると悩む値付けだろう。

 

このお菓子は2016331日製造で2016728日が賞味期限。たった4ヶ月ですか。日本から船で運ばれて棚に並ぶまで約1ヶ月半くらいだろうから大体賞味期限は残り2ヶ月程度である。うわ、2ヶ月経ったら終わり、けれど棚の欠品は出せない。きつい短期勝負ですな。

 

例えば香港製の日清カップヌードルや出前一丁は賞味期限1年である。こうなると中国製の食材が缶詰レベルとすれば日本の食材を扱うのは生魚を扱うようなものだろう。



tom_eastwind at 14:48│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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