2016年08月25日

ゆでガエル

日経ビジネス2016,08.15合併号で「どうした50代!君たちはゆでガエルだ」特集。ゆでガエル世代とは団塊の世代のすぐ下、団塊ジュニアの上に位置する1957年から1966年生まれだと日経ビジネスが新しい基準を作った。

 

ゆでガエル世代、きついなー、そう思いつつ読んでみると内容は厳しいながら的確だ、何せ自分の世代の話なのだからよく分かる。

 

50代のすぐ上は競争力たくましい団塊世代であり自分たちは少数民族、発言権もなく大学闘争も直接経験せず平和なままに社会デビュー。

 

その後すぐにバブルがやって来て仕事も充実したけど恋も充実した。合コン、ユーミンを聴きながら山へ、サザンを聴きながら海へ行ったものだ(僕ではない、一般的な話である)。

 

ところがバブルが崩壊して1995年の阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件、1997年の山一證券破綻、2000ITバブル崩壊、2008年リーマン・ショック、2011年東日本大震災などが起こり社会がおかしくなってきた。

 

「あれ?こんなはずじゃなかったぞ」先輩から話に聴いていた会社員人生と今自分が歩いてる人生が違う・・・そう気付いた時でも飛び出すという発想はなかなか出なかったと思う。

 

「我々は『バラ色の未来』が嘘になってしまった最初の世代でもある。」

 

作家真山仁(54歳)の言葉だ。彼は同時に50代に対して「若い世代に対してごめんねもうバラ色の未来はないかもしれないし、頑張っても報われない社会かもしれない。でも、これ以上悪くならないようにやってみるよ」」と伝えろと訴える。

 

そして「50代が実際に出向や左遷や役職定年などで10回こける姿を見せれば若い世代はそれが5回で済む、そうやって捨て石となれ」とも訴える。

 

これもきつい話である。しかし現実的には真山仁の指摘する通りなのだ。状況は確実に悪くなる。その時に人間としてどう対応するか。

 

今のうちに心構えをしっかり持て、少なくともネガティブなままでいては自分がどんどん惨めになるだけだ。これも本当にその通りである。

 

会社が悪い時代が悪いと言ってもどうしようもない、そういう時代に生まれたのだから。少なくとも中東やアフリカの50代はもっと苦労している。

 

食べ物、寝る場所、着るものがあるという大前提がすでに「恵まれている」のだから、自分たちが今何が出来るか、今から考えておくことだ。



tom_eastwind at 10:58│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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