2016年09月22日

怒るバカ乗客

 

http://news.livedoor.com/article/detail/12052832/

 

近鉄奈良線の東花園駅ホームで電車の遅延で乗客が騒ぎだし対応してた若い駅職員が線路に飛び降りそこから更にフェンスを越えて7.5m下に飛び降りたとの記事。

 

本当に日本人の心はますますゆとりを失ってきている。電車が遅れるのは駅職員の問題ではない。職員を責めても何の解決にもならない。

 

なのに切符買ったら偉そうに「俺は客だ!」と神様になった気分で何でも言いたい放題になる。自分の普段の仕事でよほど客に罵倒されているのかもしれない。そしてそれを聴く周囲も集団心理なのだろうか吊し上げのような事件になる。

 

こういう集団は「相手が抵抗しない、殴ってこない」と分かっているから一方的に言いたい放題である。よほど日頃の鬱憤が溜まっているのだろうがそれを第三者に振り向けることで自分の鬱憤を解消したいのだろう。

 

けどそんな事やっても電車は来ないのだ。第一、そんな責任のない人を責めて自分の鬱憤を解消したら次にあなたが働いている職場に駅員がやって来て「何だこの商品は!店長出せ!」となり鬱憤はぐるぐる回り出すと考えないのか。

 

こういう「鬱憤グルグル」が今の日本に渦巻いているような気がする。負の連鎖である。ゆとりのなさと鬱憤グルグルが合わさって客になった途端言いたい放題、それが結局日本社会全体を生きにくいものにしている。

 

21世紀になり日本が「顧客のクレーム」に異常なまでの対応をするようになってから今回のように駅員が思いっきり吊し上げをくらうようになった。

 

しかしそれは聴くべきクレームか?正しいクレームなのか?単純に神様ヅラした乗客の鬱憤晴らしではないか。

 

以前も東京で落雷が落ちて電車の安全確認のために一時停止した事がある。その時も乗客が駅員を追い詰めて大騒ぎになったが、じゃあ電車走らせて事故ったらどうするのだ?

 

ニュージーランドでは電車が止まるとかバスが時間通りに来ないとかよくある話である。そんな時キーウィは冗談か本気か「やったー、今日会社行かなくていい!」と喜ぶ。

 

実際にキーウィは心にも仕事にもそれだけ余裕があるのだ。駅やバス停で運転手に文句を言ってる乗客など一人もいない。皆がお互いに譲り合い親切を他人に渡す。するとその親切が自分のところに戻ってくる。

 

こうやってNZは親切グルグルな国になっている。だからこの国は海外から来た人々に「なんていい人達なんでしょう!」と喜ばれる。これは何のお金も要らない最高のおもてなしである。

 

日本も昔は村社会でお互い助け合ってたのにいつの間にか嫌な空気が流れる社会になった。

 

今回の事件で駅員を追い詰めた連中の顔写真などは駅のカメラに映っているだろう。鉄道側としては毅然とした態度で「あんたら告訴する」と対応すべきだろう。

 

そしてこういう事件を契機に「お客は神様じゃない」と理解しよう。同時に働く人も利用する人もお互い一つの社会を構築する人々なのだという事を理解して親切グルグルが回るようになって欲しいものだ。

 

自分が鬱憤晴らししたら次に叩かれるのは自分だよ。



tom_eastwind at 15:18│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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