2016年09月26日

通勤

今日のブログで気になる書き込みがあった。

 

「僕らは通勤で何を失っているか?」

http://blogos.com/article/191763/

 

東京都内で仕事をする人には通勤時間が1時間30分というのは珍しくないだろう。

 

書き込み内容は自分が日本で働いてた時は片道1時間30分の通勤をしていた、米国のグーグルで働くようになって職住接近で家族との時間も作れるようになった。

 

職場ではFamily Firstが普通に浸透している、子供の具合が悪くなれば皆が「早く帰れ」と言ってくれる。その分仕事は自宅持ち帰りで対応出来る。

 

だからまとめとしては「通勤時間を短くすることで得られるものがあるよ」ってごく普通の提案だ。

 

ところがそれにたいして書き込まれたコメントがどうも筋が宜しくない。

 

「電車でやれることはたくさんある。タブレットで仕事も出来るしネットで昨日の会社の会議の様子を観て自分のスタッフに指示が出せる、座れればね。」

 

東京で座ってならむしろ終着駅まで戻る必要があるだろう。「座れればね」という時点で半分諦めが伝わってくる。

 

「職場まで15分のところに住んでた時は家でアニメとドラマを見ていた。職場まで1時間かかる所にすんでいた頃はスマホでアニメとドラマを見ていた。やることは変わらん」

この人、通勤時間を短くして学ぼうよというブロガーの趣旨を完全におちょくってますね。それともこの人の人生ってアニメとドラマで終わりなのか?

 

「比較対象が前提条件を無視して、何でも海外が良いと言いたげにかんじるのですが?」

これも本文をよく読んでないのかあえて無視しているのか、海外がどうこうではなく人生の時間の使い方の話である。

 

何だかコメント全体の書き込みから滲み出て感じるのがネガティブなのである。通勤短くするなんて出来ないことを言ってるんじゃねーよ、日本じゃこんなの当然なんだよ、お前かっこ付けてんじゃねーよ的な空気。

 

長距離通勤は嫌だけど転職するほどの実力もなく「皆がやってるんだから」と自分を納得させているのに外部が余計な事に口を出して事実を表に出すなよ。

 

いろんな意見はあるだろうが日本の都心の駅の通勤風景は世界でも珍しくビデオに撮られるほどだ。

 

通勤時間1時間30分。長いと思うか短いと思うかは本人次第である。ただその結果責任を負うのも本人である。



tom_eastwind at 10:42│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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