2016年09月28日

アベノミクス継続?

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首相は「アベノミクスを一層加速し、デフレからの脱出速度を最大限まで引き上げる」と強調した。

 

内需を下支えする総合経済対策を打ち出し、最低賃金は1000円を目指し「社会全体の所得の底上げを図る」と掲げた。そのために中小企業対策で下請け企業との取引条件の改善を促した。

 

 経済対策のキーワードは「未来への投資」。保育や介護の受け皿を前倒しで整備すると表明した。「誰もが能力を存分に発揮できる」ような一億総活躍社会を掲げ「大きな鍵は働き方改革だ」と指摘。

 

子育てや介護と仕事を両立させるには「長時間労働の慣行を断ち切ることが必要」と訴えた。今年度中に「働き方改革実行計画」をまとめる。

 

 仕事が同じなら賃金を同じにする同一労働同一賃金の必要性も示した。正規・非正規間の不合理な待遇差を是正するため、年内をメドにガイドラインを策定。法改正も「躊躇(ちゅうちょ)なく準備を進める」と強調した。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS26H03_W6A920C1000000/

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これが出来れば良い。経済界の反対を押し切れば良い。今までの日本のずるずると引きずってきた社会慣行を叩き切ってしまえばよい。よいのだが現実的には馴れ合い社会の日本では問題がある。

 

中小企業への賃上げ要請。賃上げするには「下請け企業との取引条件の改善、、、」は分かるがトヨタでも下請けに対して今も値引き要請をしている。こういう商習慣をやめるとなれば何年もかかる上に今までの仕組みをぶっ壊すわけだから現場が混乱する。

 

下請けからすればすでにぎりぎりであり従業員への賃上げは非常にきつい状況にある。トヨタに対して下請けへの値引きをやめて部品価格を高くして買えとでも言うか。そうなったらすでに国家統制経済である。

 

けれど安倍首相からすれば結果に数年かかる対策はその分安倍政権を維持することに貢献してくれる。「やってますよ!」と言えばよいのだから。

 

働き方改革実行計画。長時間労働の見直し、これはまず霞が関が残業やめないと下に降りていかない。どんな産業界も一番上は監督官庁であり上が残業しているのに私どもが下が残業減らすなど出来ませんとなる。

 

同一賃金同一労働。これは大事な要素でありこの改革が出来れば良いと思う。しかし元々非正規社員を作った時の考えが賃下げでありそこにもろに逆行するような賃上げが出来るか。

 

実際問題としては経済界の強い反発が来るだろうし現実問題としては「じゃわかったよ、同一労働同一賃金、正社員の給料下げるよ」なんて事になって藪蛇だ。

 

言うは易し行うは難しの典型のような安倍首相の勢いだけの演説であるが、またいつものように別府温泉ゆ〜だけよって事になりそうだ。



tom_eastwind at 08:08│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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