2016年09月30日

人混み

シティの主な昼間人口はビジネスパーソン、学生、サービス産業従事者、時々こじきである。

 

このシティの人口が急激に増えているのを実感するのがクイーンストリートを人にぶつかりそうになりながら歩く時(10年前は確実にあり得なかった)と最近のランチの混み合いだ。

 

今日行った日本食居酒屋では立地の良さもあり昼はいつも満席。だけど5分も待てば席が空く。回転は良い。先週行った韓国料理の店も昼時は満席でこれも5分待てば席が空くので並んで待ってろと言われる。

 

というのもニュージーランドは仕事の中に日本のようなきっちり1時間の昼休みという制度がない。なのでこの店で食事をする人たちはさっと食ってさっと出ていく。

 

客層も幅広く、白人男性、香港系ビジネスマン、中国系女性ビジネスレディ、ここに学生もちょこっと入ってるが、皆仕事の延長の雰囲気のまま店に入るなり仲間と大声で話し椅子に座っても話し、メニューをさっと見て注文してまた話す。なので店内が騒がしいが、これもシティ景気と思うしかない。

 

皆さん、シティは昔はガラガラでね、なんて彼らに話しても意味はない。彼らは昔を知らない、今と未来があるだけなのだ。そして彼らはこれから彼らの歴史を作ることになる。

 

ほんとに人口増加ってのはそれ自体がまた外部からの人口流入を招くことになる。田舎のキーウィの若者が学校を卒業してもその街で新しい仕事や面白そうな仕事が見つからない。

 

となればこれはもうオークランドに国内移住してフラットに住んで面白そうな仕事を探すしか無い。これでNZ国内の人口移動が起こり田舎の若者数は減少していくことになる。

 

戦後の日本経済を支えた一つが中学生や高校生の集団就職である。これは集団国内移住だ。彼らのために東京や大阪で次々と従業員寮や団地が造られ若者は昼間は都内で一生懸命働き夜になると自分の故郷料理を出すお店に行き地元言葉で安心して飲み食いする。

 

そして彼ら若者は結婚して団地を出て一軒家を買うことになる。故郷には里帰りの時にしか戻れない。両親は田舎に残り都会は若者で賑わう。

 

オークランドも今、当時の日本の都会のような様相を見せている。
 



tom_eastwind at 14:17│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔