2016年10月30日

無差別殺人

日本のニュースで無差別殺人事件をよくやっているけど、コンビニで買い物している何も知らない他人をいきなり金属バットで数回殴りつけるとか、こうなるといつどこから誰が襲ってくるか分からないからもう自己防衛のしようがない。

 

人は未来が見えない時、どう行動するか。やはり恐怖を感じながら自分の属する会社や仲間と自分たちの砦を守るだろう。

 

または「江藤賢一郎 青春の蹉跌」

***

「彼らの人生は予定通りに行かない人生、予定を立てることさえも不可能な人生、したがって躓きの多い人生であるに違いない。

 

躓いたら損をする。またそこから出直さなくてはならない。躓かないように前もって用心し、正確な足取りで、安全な道をえらんで、危なげのない歩き方をすることが絶対に必要ではないか。」

***

 

人々はいずれにしても何かを頼り生きていく、明日は今日より良いはずだと思いながら。

 

けれど人は未来が見えた時、どう行動するか。明日は間違いなく今日より悪くなると分かりその人生がこれから50年続くと感じた瞬間、人はどうするか?

 

例えば人は明日死ぬと分かった時は家族と一緒に過ごすとかあるだろう。規定の未来に向かって最後の時を大切な人と過ごすのだろうか。

 

けれど規定の未来がこれから50年続くとすれば?完璧な諦めの状態で厳しい労働を要求されその結果として得られるものが分からない。

 

子供は学校で社会生活のためのイエスマン教育を受けるが卒業して社会に出てみると労働現場は想像以上の重労働、サービス残業ごく普通。

 

けれどもらえる給料ではどう計算しても子供を作ることが出来ない。だから結婚も出来ず親と同居か他人とアパートをシェアするようになる。

 

そして病気になっても自己負担が必要である。おいおい政府は国民を守る義務があるんじゃないかい?俺たち奴隷か?この給料で病気のお金払ったらどうなるよ?何も残らないよ。

 

そして日本の年金制度はすでに崩壊しているが新制度が若者に有利になるとはどう観ても思えない。

 

そして社会の歯車としてじっと黙って働き病気にも怪我にもならないようにしても定年退職後の年金では到底生活出来ない。飯もまともに食えない。「おにぎり食べたい」とメモ残して死ぬか・・・・?

 

人は自分の未来が見えた瞬間、ふと「こんな社会にゃ付き合えね−!」となる。だったら人でも殺して刑務所入って死刑になるか老衰死するまえで刑務所にいるほうがよほどいい。

 

これからの日本では無差別殺人が増加するぞ。誰にも未来が見えるようになるんだから。



tom_eastwind at 15:37│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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