2016年11月29日

密閉された空間としての飛行機

キャセイ航空の遅延については笑うしかないが次の便に指定されたのが翌日香港発17:55のニュージーランド航空80便であるのには笑えなかった。

 

機体は前回のシドニー経由と同様のB777-200であり新しくて清潔で良いのだが乗ってる乗務員が労働組合天国の時代から働いているのではないかと思えるほど皆さん人が良い。

 

何せ飛行機に乗って座席に着いて荷物をオーバーナイト用に入れ替えているといきなりがたいのよい乗務員が大きな声で「ハーイ、ぼくが今日のアテンダントだよ!」と握手を求めてくる。握手しない習慣の国があるってのは考えていないのだろう。

 

明るいなー、賑やかだなー、世の中には楽しいバーベキューしかないと思ってる顔だなー。

 

ニュージーランドに住むキーウィが人が良いのは間違いない、けどそれはあくまでもよそ者が村に来た時の礼儀としてである。

 

香港からオークランドに飛ぶNZ航空はあくまでも地元の人々用である。そこにアジア人がちょこんと乗っているから握手する方も少し顔が固くなる。

 

このフライトが成田からオークランドであれば日本人乗客も当然のようにいるわけでこれは正しいお客様なのかもしれない。

 

けれど香港からならキャセイ航空が12便飛んでるんだし君らキャセイに乗れよってところなのか。

 

けどそんな事そりゃどうでも良い、飛行機の座席の底が抜けたりしなければそれ以上の会話をあなた方とするつもりもない。

 

「お前らを飛行機に載せてやってるんだ」って態度、だったらお前らの人件費は誰が払ってるんだと思うがそこで座席が抜けて空中に飛ばされてもも困るので黙って飯食ってとっとと寝るしか無い。

 

出て来る料理は美味かった。ワインの質も豊富でありその意味では良い航空会社なのである。機体だって新しい。勿体無い話である。労働組合さえなければもっと良いサービスを提供出来るだろうに。

 

これは唯一僕だけの問題なのだろうが、完全に封鎖された空間で他人に何かを強要されることがどうしても抵抗感があるので「ほっといてくれ」となるのだ、それが特に「自分だけが正しい」と思い込んでいる集団の中にいると居心地が悪いのだ。

 

香港を夕方出発なので出発前に早めにワインを飲んですぐ眠る準備をしてて良かった、機内食を食べたらすぐ眠りに入った。

 



tom_eastwind at 10:15│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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