2016年12月22日

ニュージーランド航空が来年羽田線開設

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ニュージーランド航空は、東京/羽田〜オークランド線を2017721日より就航する。

東京/羽田〜オークランド線は、東京/羽田発は月・木・土曜、オークランド発は水・金・日曜発の週3便を運航する。機材はボーイング787-9型機を使用する。

現在、東京/成田〜オークランド線を週7便運航しており、ピークシーズンとなる121日から2017325日までは週10便に増便している。また、大阪/関西〜オークランド線の季節定期便も週3便で運航している。

ダイヤ

NZ92 東京/羽田(0100)〜オークランド(1440)/月・木・土

NZ91 オークランド(1450)〜東京/羽田(2300)/水・金・日

http://www.traicy.com/20161221-NZhnd

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おお、これはニュースですな、まさに。最近は日本からニュージーランドへ渡航する乗客が増加しており現在は年間7万人くらいではないか。

 

一番多かった時の15万人と比較すれば減少しているがバブル崩壊後に次々と日本−NZ路線、福岡、大阪、名古屋が廃止された頃と比較をすれば今年は関空からオークランド行きが飛ぶようになり来年から羽田が飛ぶとなれば増加傾向にあるのは間違いない。

 

今後の日本—NZ路線は純粋な観光客よりもNZに知り合いがいるから行くとか縁のある乗客が増えていく。そうやって昔のハワイのようになっていくだろう。

 

今は飛行時間が11時間とまだ長いが機体の高速化で5年後には短縮が予想されるし都内の乗客からすればまず成田への移動時間が節約出来るのは大きい。

 

考えてみれば1970年代まではニュージーランドへの移動は貨客船とかがあった。19980年代に日本航空のジャンボが就航するようになってから渡航客が急増した。特に南島はハネムーンのメッカのようになった。今でも当時の成田空港でのトラブルも明確に記憶している。

 

当時のジャンボ機ボーイング747型のシートは3−4−3、つまりほぼ全員がハネムーナーの時代に土曜日や日曜日の成田発はカップルによっては11時間通路を挟んで離れた席に座ることになる。

 

チェックインのタイミング一つで11時間の旅が天国か地獄かになるのだから夫婦にとっては大変な問題であり添乗員にとっては「とんでもない問題」であり中には泣き出す奥さんもいてそれは大変だった。

 

成田空港は夜間の飛行制限もあり特に19時過ぎの便になるとちょっとした機体整備で制限時間を越えてフライトは翌日に回されてハネムーナーは飛行機から降りて周囲に山しかない成田空港近くのホテルにバスで移動することになる。

 

これも青天の霹靂のような問題でありながら頻発していた事件であり添乗員からすれば「くそったれの成田空港め!」となったものだ。


時代は変わりフライト時間、座席仕様、人々の心境の変化、様々な要素が組み合わさって1980年代のような大変さは減少した。

 

これからも日本からNZへの移住者の数も増えていくだろうしオークランドに住む友達を訪問する個人旅行も増加していく。

 

その中で羽田空港発が出来る事は日本とNZにとっては吉報である。



tom_eastwind at 12:03│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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