2017年01月24日

沈黙 踏み絵

遠藤周作原作の「沈黙」は去年ブログで書いたが今年日本でも上映される。ちょうどニュースでやっていて「おー、そっか、しんゴジラ抜けるかな?」と思いたかったが実際にはムリだろうな。テーマが重すぎるのだ。

 

欧州のキリスト教国であれば世界にミッションを送り出して様々な国で宗教の為に命を落とした宣教師がいるわけで前提となる理解力がある。

 

例えば1750年ころの南米を舞台とした宣教師の戦いを描く映画「ミッション」ではロバート・デ・ニーロ役の主人公の葛藤を描いている。

 

けれど現在の日本ではキリスト教は結婚する場所だったりクリスマスパーティだったりするだけの象徴的存在でありそこに過去の宣教師たちの苦労など全く存在しない。

 

ましてやキリスト教がその美名の元に世界に植民地を増やしていく政治的傭兵部隊であったり組織の頂点に行けば汚職と性的スキャンダルの集まりであり下々からの集金組織であったりしているのは現在では知られ始めている。

 

けれどそんな汚い現実は多くの日本人にとっては知ることも観ることもなく耳に入ってもすぐ抜けていき心は彼女と過ごすクリスマスパーティをどこでするかが一番大事になっているのだ。

 

そんな日本でキリスト教の信じることの苦しさを追求する映画がどこまで真面目に捉えられるのか?

 

精々が「ふみえ!」と言われて「え?おれの友達に史絵っていたっけ?」くらいかもしれない。



tom_eastwind at 11:37│Comments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

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