2017年02月03日

ジャパンマート価格表

僕のブログは食べログではないのだけど2日続けて食べ物の話になる。

 

ジャパンマートは最近シティにも出店しているオークランドで一番日本食の豊富な食料品店である。

 

会社からも歩いて1ブロックなのでよく会社帰りに寄って不足の食材を買うのだがお店の値付けは随分大変なものだろうと思う。

 

何せまずNZドルの為替変動は1ドル40円から1ドル90円の間を行ったり来たりしている。

 

それに食べ物の場合は賞味期限がある。特に香港で作ってる出前一丁なら賞味期限1年間なのに日本で作っている袋麺はおおよそ6ヶ月以内。おまけに船便で運ぶから出荷されてすぐ送っても店の棚に並ぶまでに一ヶ月以上かかる。

 

在庫が豊富でないと購入者も購買意欲が出ない。かと言って仕入れすぎると今度はすぐ賞味期限が近づいて来て定価では売れなくなる。挙句の果てに賞味期限が来たら売れなくなる。

 

これがニューヨークや香港やシンガポールのように日本人人口が多くて駐在員が多ければ大量に捌けるだろうがオークランドのようなちっちゃな街でおまけに日本人が1万人程度で地元に永住している日本人からすれば同様の食品が中韓市場で安く買えるのだから競争も厳しいだろう。

 

実際に香港製の出前一丁は通常1ドルで販売されているが殆ど同様の日本製出前一丁は4ドル前後する。ましてや香港の出前一丁と言っても袋麺の中に入ってるスープは日本製である。だから食べてみても「あれ?日本製よりちょっと麺が細いけど味は変わらんな」という事に気づく。

 

醤油、マヨネーズにしても表面に書いてるのが韓国語や中国語であっても味は殆ど変わらず値段が半分以下であれば永住している日本人からすれば「あ、中韓市場で買っておこう」となるのは当然である。

 

ちなみに中国市場でも香港系の太平と大陸系の店は雰囲気も食材も違う。韓国系はどこも家族経営で日本人にとっては薄切り肉のある韓国系の方が馴染みがあるかもしれない。

 

なのでジャパンマートでは賞味期限の近いお菓子などは割引をして売ってるが、これは僕もよく買う。自分が食べるのではなくスタッフ用である。

 

当社スタッフは殆ど女性でありお菓子大好きであり同じオフィスに10人以上いるので安い時にまとめて買うと喜ばれる。

 

ちなみに彼らは日本の賞味期限を「よく」理解しているから少々の賞味期限越えなど全く気にしていない。日本人が日本食材の品質を一番よく分かっている。

 

さて先週買った時の伝票に出てあった価格表が下記だ。

 

冷凍うなぎ 185グラム 15.20

鯵の干物3匹入り      9.50

果実スクイーザー      3.00

納豆一パック        1.80

豆腐一丁300グラム     1.50

雪見だいふく         2.90 

元祖長浜ラーメン            8.00

 

こうやってNZドルに85円をかけてみると冷凍うなぎが一袋(つまり一尾)1,292円、博多名物の元祖長浜ラーメンは一袋に一食しか入ってなくて680円、つまり元祖長浜で食べるより100円以上高いインスタントラーメンとなる。

 

他にもカップヌードルは5ドル(425円)だから日本のコンビニの175円と比較すればその価格差にはびっくりするだろう。

 

ニューマーケットにあるジャパンマートの主たる顧客は中国人だろう。彼ら中国人は自国の食材を信用していないから高くても日本製を買うが肝心の日本人は中韓市場に行くという面白い現象がある。

 

これからニュージーランド移住を考える子連れのご家族の方は現在のオークランドの一般的な生活費は東京とほぼ同様と考えてもらいたい。家賃が月に2,000ドル、家賃を含む生活費が月に40万円くらい必要だと考えてもらいたい。

 

それでも家賃や電話や電気代は仕方ないかと思っても日本で買う日本食材の豊富さと安さを熟知している日本人主婦からすればその価格差にびっくりするだろう。

 

けどこれが「ちっちゃい国」「遠い国」の現状なのだ。ここのところ、しっかりご理解下さい。



tom_eastwind at 16:51│Comments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

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