2017年02月04日

中国人の海外不動産投資に変化。

先週のブルームバーグのニュースで中国人が世界中で不動産を買い占めてたブームがそろそろ終焉だとの事。

 

直接の理由は中国から当該国への資金移動の制限が超厳格化されたことである。

 

去年の終わり頃から中国語の新聞では海外送金規制の5万米ドルが厳格化されて今までのように運び屋を使うことも出来なくなり海外投資や海外流出が極端に難しくなった記事が続出していた。

 

中国政府が今一番困っているのが中国のお金の海外流出である。去年の前半くらいまではそれでも何とか資金を海外に持ち出す中国人が多かったが去年後半からは締め付けが厳しくなった。

 

これはロンドンや米国、豪州の不動産市場で今までは中国人がバンバン買ってたのに資金を送れないから手放すしか無い状況が出てきている。これは英語記事から。

 

ニュージーランドも去年から送金規制ではなく不動産購入規制が厳しくなっている。

 

2016年に導入されたNZの法律で今後NZで不動産売買をする際は購入する本人がNZに銀行口座を持ち(つまりダミーを立てて買うのはダメ)、kぅにゅうする本人がNZの納税者番号(IRD番号)を取得しなさいと決まる。

 

NZ側の理屈はマネーロンダリングや犯罪収益隠匿に使われないように誰のカネかを明確にすることである。なにせ去年のパナマ文書でNZが叩かれただけにIRDはこの点厳しく審査していくようになる。

 

その結果として去年後半から中国人の不動産爆買いが収まり市場が沈静化していた。

 

この次に出てくるのはすでにオークションなどで購入している不動産物件だけど購入代金を海外送金出来ずに契約不履行になっていく案件だろう。

 

同時に去年も習近平の狐狩りでニュージーランドに移住(逃亡)してた中国人が次々に逮捕送還されてその財産没収が始まっている。つまり中国人が保有していた不動産をIRDが没収してオークションで売却、その資金を中国政府と山分けする筋書きである。

 

今年は中国の変化に合わせてニュージーランドの不動産事情も変化するだろう。一般的なキーウィにとっては有り難い話である。



tom_eastwind at 19:35│Comments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

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