2017年02月15日

金正男暗殺?

来たな−。こう来たかという感じである。北東アジアの均衡はほんとに第二次世界大戦後にすんごい事になってたがまだしも各国が直接戦争になったのは朝鮮戦争以来なかった。

 

しかし今回の金兄暗殺、これは北朝鮮がやったとの話だけど誰がやったにしろ中国が怒るから大問題である。

 

ロシアも自分が気に入らない連中を毒針や薬で殺しているがそれを北朝鮮がやったのか分からないがもし金弟が指示したなら一つ間違えば中国が北朝鮮にクーデターを起こす可能性がある。

 

習近平は均衡政治であり北部軍部と上海系財閥の間で頑張っているがもし本当に金弟がこれをやったのであれば北部の連中は単純で気が荒いし世界政治情勢はあまり気にならない人々なので一触即発の危機が発生したと言って良い。

 

第一次世界大戦の始まりもバルカン半島の火薬庫に火を点けたのは普通の青年であったがそれが火種となり4年間も欧州で戦争が続いた。

 

今回の事件の最悪の場合は瀋陽区あたりの幹部が北朝鮮にお灸を据えて同時に経済侵略するために国境紛争を発生させて金弟を物理的に排除するか政治的に排除するかして傀儡政権を作る可能性がある。

 

これが一番おとなしい筋書きであるがもし金弟が上手く状況を逃れて中国に対して大砲と兵隊を向けて鴨緑江を渡って進出させたら間違いなく朝鮮半島から難民が日本海を渡って日本に流れ込む。

 

それだけではなく現在日本に居住する在韓民団及び朝連の人々にも破壊的な影響を与える。

 

北朝鮮は朝連に資金送金を命令するだろうし半島から渡る難民はおそらく民団が対応することになるだろう。

 

そうなると日本本土を巻き込んだ事態になるし手がつけられない状態に陥るのは間違いない。

 

金兄の暗殺ニュースを聴いて「海の向こうの事件」と考えるのはやめたほうが良い。

 

結果的にどうなるにせよ、その一つの選択肢に北東アジアでの戦争の発生があり得るのは事実である。



tom_eastwind at 22:31│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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