2017年02月25日

桜の花の咲く頃

 

やっと今週で仕事が追いついた。さあ今週末は3月初旬からの日本出張の準備にかからねばならない。

 

2月はオークランドの観光シーズンでもあり日本からのお客様対応が中心だったけど3月は初旬から日本に入り個人面談は310日から12日までである。これから予定を入れていく事になる。

 

日本はそろそろ桜の季節ですよとお客様からお伺いしており桜の本場日本で桜を観る機会があればと思う。

 

そう言えばもう9年位前になるか、弘前城の桜を家族で花見に行った事がある。大きなお城の中では桜が咲き桜の下では地元の人達だろう、円座になって楽しそうにご飯を食べてお酒を飲んで本当にのんびりとした時間を過ごしてて、家族皆がびっくりしたものだ。

 

あの清潔好きな日本人が公園の地面にそのまま座り込んで公衆の面前で昼間から酒を飲んでるんだー!。

 

公園には縁日の屋台がたくさん出ており家族は物珍しそうにおでんや焼き鳥や地元の料理を縁台に座ってぱくぱく食べて楽しんでた。

 

その時のブログがある。「桜の花の咲く頃TWO

http://tom.livedoor.biz/archives/51136901.html

 

でもってTWOと書くくらいだからONEがあるわけでそれが2004年当時の記事である。

http://tom.livedoor.biz/archives/2004-05.html

 

どちらの記事も、自分で書きながら日本人って本当に良い民族だな、お互いが相手を無条件に信じられるのだからなー、もちろんそれにはほぼ単一民族であり長期的関係を築くためにはお互いに誠実に生きるほうが良いというナッシュのゲーム理論もあるわけだが、弘前城で誰もが楽しくお酒を飲んでるのを観ながら日本っていいよなと思ったものだ。

 

最初の桜の花の咲く頃からもう13年経っている。次のブログからは9年。いつの間にか日本を外から観るようになり、日本に居た時とは違った視点で物事が観えるようになった。

 

13年前と言えば当社が紙の情報誌を発行していた最後の時期だ。あの頃に情報誌をネットに切り替えた。ビジネスモデルも移住を中心にし始めて日本で移住説明会を開催するようになった時期でもある。

 

紙の新聞を止めた時も移住にシフトを始めた時も当時のスタッフからは物凄い反対をされた。けど時代は間違いなく変わっていってた。変化するしかない、時代の流れる方向へ。そう考えて無理やり大きく舵を切って会社の方向を変えた。

 

それでも日本に戻り家族と桜を観るようになると、そこには良い意味で変わらない日本があった。思えば遠くに来たものだ、それでもこうやって桜を楽しめる国民性だけは持ち続けていたいなと思う。



tom_eastwind at 19:18│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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