2017年03月02日

アベノミクス第三弾

以前から指摘されていた事だがいよいよ安倍首相の指揮下で実行に移されそうなのがインフレによる物価上昇である。

 

具体的には下記池田信夫ブログが簡潔にまとめているので読んで頂ければ分かる。

http://agora-web.jp/archives/2024676.html

 

財務省は日本最高のエリートの集まりだがそのエリートが運営する国家財政がいつも赤字ってのは、こりゃ恥である。

 

東大卒で民間企業に入社して会社経営を黒字で運営している同期から同窓会の席で「お前何やってんだよ、毎年赤字って、民間ならとっくに倒産しているぜ、ばーか!」と笑われるのが恥である。

 

だからこそ財務省は何とかして財政の健全化を図りたい。しかし現状で出来ることは増税であるがそれが政治家の一番嫌がる事である以上政治的に難しい。

 

けれどインフレ導入による物価上昇で実質的に国家赤字の削減は財務省と日銀の判断で可能である。

 

現在は日銀が政府の打ち出の小槌となっており国債をバンバン発行してくれてるがそれでも国債は借金であることに変わりはない。

 

ところが国債の表面価格はインフレが起こっても上昇しない。物価スライドではないからだ、こんなの当然の理屈である。だったら100円のカネを民間から国債を売って借りておいて毎年2%づつ物価上昇すれば5年後の100円は90円の実質価値しかない。

 

逆に言えば物価が10%上昇すれば国の借金が10%減少するのだから政府財務省からすれば面白くて笑いが止まらない様相になる。

 

つまり国債はババ抜きのババであり物価上昇が始まった時点で真っ先に狙い撃ちにされるのが個人で国債を買った人々であり政府の生贄であるという事が簡単に分かる。

 

けれど政府は絶対にそんな事は言わないし販売窓口の勧誘員も絶対に言わない。新聞でも絶対に書かない。

 

だからネットも使わないしテレビと新聞だけ信用して銀行や証券会社の窓口で甘い言葉で「政府保証ですよー」ってのに釣られて自分の虎の子の預金で国債を買う。

 

これが財務省の狙っている政策である。これはこれで間違いない愚民政策でありよく出来ていると思う。日本が究極の社会主義国家であるのもこの愚民政策が徹底しているからであり、だからこそ治安も良いし生活者としての安心感が高い国づくりが出来ている。

 

勿論買った方がどんな事を言っても自己責任であるから文句の言いようはない。愚民は端金を持った自分を恨むしか無い。それはバブル期に証券会社や保険会社や銀行に騙されて変額年金買ったりアパート建てた人々と同様である。

 

結果的に首をつって死ぬことになっても誰も知った事じゃない、世の中を知らなかったあんたの自己責任ですよって事にしかならない。

 

安倍首相の周辺では南スーダンの駆け付け警護とか学校法人に土地を安く売っただとか国会でやっているが国民にとって自分の生活に直結する問題はむしろ財政インフレ政策なのである。

 

簡単に言えばインフレが起こり物価が1年で2%上昇しても銀行に預けているお金は金利が2%に増えない限り実質的に現金の価値が減る。昨日まで100円で買えたパンが今日は102円払う必要がある。

 

そして池田信夫氏の書くとおり物価が毎年2%の上昇で終わる可能性は非常に低い。何故ならそれが誰も制御出来ないインフレーションの怖さでありハイパーインフレーションでなくても年率10%で物価上昇が10年続けば国債など紙切れ以下である。

 

つまり国民がその財産を国家に振り回されないようにするためには自分が勉強して愚民から昇華して良民になることでしかない。

 

じゃあインフレーションの時にインフレーションに合わせて価格上昇するものは何か?それは以前なら土地であったが人口減少の日本で土地価格の上昇は東京都心部以外では考えられない。株は値上がりが予想出来るがどの株が上昇するかは分からない。純金でも買っておくか。

 

いずれにしても現在の状況を把握したいのであれば戦後すぐの日本経済とハイパーインフレーションを扱った城山三郎の「小説日本銀行」を読むことをお勧めする。この本は日本銀行に就職している若者の間でも人気である。



tom_eastwind at 15:47│Comments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

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