2017年03月07日

在日米軍攻撃訓練

今朝の臨時ニュースで安倍首相が「北朝鮮の脅威が新たな段階になっている事を日米首脳電話会談で確認した。大統領が日米は一つである事を日本国民に伝えて欲しいと言った」との日本国民向けのメッセージ。

 

北朝鮮が在日米軍を攻撃する訓練として4発の弾道ミサイルが日本海に向けて発射された。米韓両軍の合同演習を念頭に置いたミサイル発射であるがこれはトランプ大統領を怒らせただろうと想像に難くない。

 

トランプ大統領はもともと政治家ではないし今の国防長官は軍隊上がりの「狂犬」ジェームス・マティス元中央軍司令官である。つまり「今度は何か起こる」というカードが揃っているのだ。

 

マティスの発言の一つに「アフガニスタンでベールを着けないと言う理由だけで女性を殴る男たちを撃ち殺すのは実に愉快だ」と言うのがある。政治的配慮を全く検討しない発言でありまさに軍人の発言である。

 

日本は長い間米国の核の傘の下に軽武装でいられたがそろそろ戦後の借り物平和の時代も終わりに来ている。歴史に「もし」はないが世界の戦争の歴史が示す通り周囲に持ち札が揃ったら時代の変化が起こる。

 

日本では自立して戦争が出来る軍隊を作ろうとしている安倍首相が安定政権を維持している。

 

中国は習近平体制がいよいよ盤石になりそうだし軍部には不満が溜まっている。朝鮮戦争を通じて北朝鮮と一緒に戦い長期にわたる「血友」の関係だった中朝関係もすでに戦争時の当事者は亡くなっており習近平が金体制を守る特段の理由もない。

 

中国人民解放軍はその気になればいつでも北朝鮮侵略が可能であり今回の金正男暗殺が契機となり北朝鮮が新たな段階に入った事を意識しているだろう。

 

つまり舞台に役者は揃い後は皆で踊るだけになっているのだ。

 

今までも北朝鮮のミサイルは日本海に向けて撃ち込まれてきたが今回の日本側の対応は突発事件に対して前回までのような「遺憾でございます」から首相による臨時ニュースに昇華して「北朝鮮の新たな脅威」になった。これもおそらく米国側から「おいMr安倍、電話で直接話すぞ」と言われたのだろう。

 

安倍首相の表情も昨日の国会答弁のような攻撃的な雰囲気ではなくどちらかと言えば「緊張している」顔つきであった。この人は正直なのだろう、すぐ顔に気持ちが出てくる。

 

第一次世界大戦は欧州の火薬庫バルカン半島で1914628日に起こったオーストリア=ハンガリー帝国のフェルナンド大公暗殺事件で始まったが、その何年も前から欧州は戦争に向かう雰囲気を各国が醸成していた。

 

暗殺事件は直接世界の歴史とは関係ないが何か情勢が歴史的変動をする時の引鉄にはなる。

 

今回の金正男暗殺事件から始まる一連の北朝鮮の動きが今までにない「新たな段階」になっているのは間違いない。

 

米韓ではすでに「金正恩暗殺部隊」が作られている。

 

安倍首相がわざわざ臨時ニュースで発表するのも後になって「何で言わなかったのか!」と国民からの突き上げを回避するための手段であろう。

 

これから何が起こるにせよ、何が起こっても良いだけの準備をしておく必要はあるだろう。



tom_eastwind at 15:38│Comments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

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