2017年04月06日

楽しい田舎生活

昨晩は夕方過ぎから天気予報通り強い雨になり時には窓を叩くような飛沫の中、家族で夕食。

 

食材の1つは先日ワイラウロードの韓国食材店WANGで買った一匹丸ごとの鯖だ。これを焼いてりょうま君と半分づつ食べる。ジャパンマートは干物なのでたまにこうやって大ぶりの鯖を食べるとこれが旨い。

 

りょうま君の半身の鯖は魚の骨をとるのが苦手なので背骨がない方で僕のが背骨のある方。ところが同じオーブンで焼いたのに骨のある方が柔らかくて旨い。途中で魚を交代して食べたけど、面白いな同じ魚の右と左なのにこんなに味が違うんだとびっくり。奥さんいわく、多分骨の味が魚の身に染み込んだのか、とか。

 

オークランドは土曜日まで晴れで日曜日から雨模様。けど月曜日は降水確率50%だけど結局晴天。そして今日は降水確率90%で案の定大雨。夕方から激しくなりますよ、明日の降水確率は120%と出てた。。。。。冗談です。

 

そろそろ冬に入るんだな、朝方に霧が出るといつもそう思う。冬場になるとオークランド空港に霧が湧いて午前中の便が欠航になるのも冬の風物詩でもある。

 

先日のM&A会社社長との会議では具体的な案件の話に入る。今回の僕の案は日本側でM&Aを考えている企業向けにニュージーランドのイメージである「ピュアNZ」をキーワードとして第一次産業を議題に載せた。

 

自然と言えば水、ワイン、森林等がある。そう言えば20年近く前にはNZ産空気の缶詰なんてアイデアもあったが現代のように酸素バーが人気になるようだとNZの空気を売るのも有りかなと思ったりする。

 

ワインはNZで多品種少量生産が中心だから大量消費の販売ルートには乗らないけど例えば高級レストランをグループ経営するような飲食会社であれば自社ブランドのワインを作るためにワイナリーを買収する方法もある。

 

ニュージーランドが目指す農業の方向性は自然で安全な少量多品種の食料やワイン等を世界に高級品として輸出することである。

 

1時間わいわいと議論をして今後の方向性を確認しつつお互いに宿題を抱えてオフィスに戻る。

 

実際に大気汚染もなく原発もなく海と空と雨と大地と木の循環が実に良く回転しているからそこで育つ野菜も海の魚も飼育される食料肉も安全が確保されている。

 

中国ではPM2.5大気汚染で毎年多くの人が命を失いそれは日本も同様であるが大気汚染と病気の誘発の原因の因果関係が立証されないから公害と認定することが出来ない。

 

しかし現実的に僕も東京で一度空が真っ黒になって向かいのビルが見えなくなるようなPM2.5を経験したので「こりゃどんな事言ってもテレビが何も言わなくても公害でしょ」と昭和の公害を経験した身として感じたものである。

 

ましてやその汚れた大地で育った野菜や果物がどんなに見かけ綺麗でもPM2.5をかぶっているわけだから中国人が地元の野菜買わない、牛乳買わない、NZ産の食料が地元産の3倍しても売れると言う現実があるのもよく分かる。

 

安かろう悪かろうの食材ではなく、自分や家族が食べるものであれば安心して食べられる食材を求める、そこにこの世界の小国が生き残る可能性がある。

 

テレビではネットフリックスの番組でキーファー・サザーランドが主人公である大事件で急遽大統領に就任するところから始まる番組を観る。これ、面白いなー、カネかかってるな、役者がどれも映画に出るような一流である。

 

りょうま君はネットフリックスが自宅に来てからはテレビを観る時はいつもネットフリックスである。TVONEも面白いが所詮は普通の番組、ショートランドストリートは彼にとっては意味不明、なので自然とネットフリックスになる。

 

美しい自然と安全な食料、きれいな水を飲み安全な空気を吸いながら昼間の仕事では北半球の市場を視野に入れた議論をしつつ自宅に帰れば夕食は家族と一緒に食べることが出来て南半球の田舎の小島にいながら北半球の最新のネット映像を観る事が出来る。

 

これもまた楽しい生活である。



tom_eastwind at 19:19│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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