2017年04月18日
Anywhere, Somewhere
英国で生意気面白い話があった。
Anywhere,
Somewhereとは、Anywhere=どこでも, Somewhere=どこかで。
この言葉の意味するところは「どこでも生きていける人々」と「そこでしか生きていけない人々」である。
英国の優秀な大学を卒業した人はその学歴と人脈により世界中どこでも仕事を見つけて生活が出来る。けれど学歴の低い人は自分の生まれた街から出ていく事が出来ず、地元に残った小さな仕事に就くしかないと言う意味らしい。
これは、どちらが幸せかという話ではない。ただ選択肢を持てると言う意味では幸せに近づく道を複数持っていると言う意味でAnywhereの方がぜいたくはであると言うことだろう。
日本に生まれて日本語で生活をする普通の日本人にとっては「一所懸命」が一番大事だと教えられるが英国のように海外に山ほどの植民地を持っていた英国民からすれば雨が多くて暗い英国で生活をするよりもインドやシンガポールあたりでのんびりと過ごすのが良いと思うのだろう。
どんな場所で生まれてもその場所を自分に住みやすい場所にするのが良いか、それとも自分が生きやすい場所に移動するか決めるのは本人である。
英国流の生意気な話であるが戦う場所を自分に有利な場所にするという意味では選ぶ要素をたくさん持つ事は贅沢というよりも正しい戦略であるだろう。