2017年06月18日

ワイナリー

今取り組んでる案件でNZワイナリーのM&Aがある。ニュージーランドはこの10年でワイン業界の成長が凄まじく、欧州の学校でワインを勉強したプロがNZに進出して自分の作りたいワインを作る。これが少量多品種なので行先は主に欧州であり日本にはまだあまり出回っていない。

 

ワイナリーと言えば米国のナパバレーやフランスのシャトーが本場だけど何せ買収価格が数十億円と高い。そりゃフランスなどは農園の中にお城があったりするから高くなるのも分かるけど。

 

でもってそれに比べれば南半球の田舎だけどNZのワインの品質を考えれば5億円程度で買えるワイナリーはお手頃価格である。

 

畑の広さや日照時間、土壌、気温など様々な要素に影響を受けるワインだけどNZの場合元々ワインに向いている環境だった。ただ今までは北半球の人にはあまり知られない田舎であり投資家もいなかったのでワイヘキ島とかで少しづつ作っていた。

 

ところが15年ほど前から南島のセントラル・オタゴがワイン作りに合っていると言う事でクイーンズタウン周辺が次々とワイナリーとして開発されて、最初は白ワインが中心だったのが現在ではVALIの赤ワインなど世界的に有名なブランドが次々と生まれてきている。

 

またニュージーランドにワーホリで来てた人々がワインの素晴らしさに感動して日本に戻って通販でNZワインを販売したりして最近では日本でもNZワインが出回るようになった。

 

こうなると個人資産家がワイナリーの買収に目を向けてくる。ご自分でNZに旅行に来て美味しいワインにびっくりして趣味と実益を兼ねてワイナリーの買収を考えるようになるのだ。

 

仲間内のパーティで自分のワインを飲んでもらえば楽しめるし地元のレストランに売ってもよし、自分で経営するレストランで出しても良し、欧米では成功した人々がワイナリーを購入するのはよくある話で「お金は貯めるものではない、使うものである」って日本でも段々そんな流れになってきている。

 

しかしここでいつもの問題が出て来る。中国人によるNZワイナリーや牧場買収である。すでにワイナリーとして売りに出ているところに問い合わせたら送られてきた資料が英語と中国語表記。

 

おいおい日本人に中国語表記かよって感じだがそれだけ中国人の買い手も増えているって事だろう。競り負けないようにしないとな。

 

それにしてもほんと、今のオークランド、特にシティは盆と正月が一緒に来たような忙しさである。

 



tom_eastwind at 14:54│Comments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔